本記事の内容にはプロモーションを含みます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。暗号資産の取引にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。
ZUU Web3 竹原最初に、少し意外かもしれない事実からお伝えします。2026年10月1日時点のビットコイン(BTC)は、直近7日間では約1.1%下がっていますが、直近30日間では約6.3%上がっています。そして過去最高値と比べると、約33.8%低い水準にあります。
つまり「ビットコインが下がった」という言葉は、どの期間を見ているかで意味がまったく変わります。ここを切り分けないまま理由を探しても、自分に必要な答えにはたどり着けません。
この記事では、まず期間の切り分けから入り、2026年に実際に何が起きたのかを時系列で整理します。そのうえで、多くの方が本当に知りたい「下がってから上がるのか」「いまは買い時なのか」を考えるための材料まで、出典つきで解説します。
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「ビットコインが下がった」——まず、どの期間の話かを確かめる

下落の理由を調べる前に、必ずやっておきたいことがあります。自分が「下がった」と感じている数字が、どの期間のものかを特定することです。
7日間・30日間・1年間・最高値比で、答えは正反対になる
2026年10月1日時点のビットコインの騰落率を並べると、次のようになります。
| 24時間 | 約 -0.3% |
|---|---|
| 7日間 | 約 -1.1% |
| 30日間 | 約 +6.3%(上昇している) |
| 1年間 | 約 -29.8%(下落している) |
| 過去最高値(2025年10月6日・約12万6,000ドル)比 | 約 -33.8% |
※2026年10月1日時点。CoinGecko・CoinMarketCapの公表値より。
同じ日の同じ資産について、「1.1%下がった」も「6.3%上がった」も「33.8%下がった」も、すべて正しいのです。矛盾しているのではなく、見ている物差しが違うだけです。
ZUU Web3 竹原あなたが見ている数字はどれか
次のどれに当てはまるかで、読むべき章が変わります。
- 「ここ数日で下がった」と感じている方 → 直近の調整の話です。第3章の「2026年9月」と第4章をお読みください
- 「最近ニュースで暴落と聞いた」方 → 2026年6月の急落を指している可能性が高いです。第3章で扱います
- 「買った値段より下がっている」「最高値から半分近い」方 → 最高値比の話です。第6章と第7章が中心になります
ニュースの見出しは、多くの場合「最も下落率が大きく見える期間」を選んで書かれます。不安になったときほど、まず期間を確認する——これだけで、受け取り方はかなり変わります。日々の値動きは今日のビットコイン(BTC)の価格・相場・動きで確認できます。
【結論】2026年10月時点のビットコインは、どういう状態か
先に全体像をまとめます。2026年10月1日時点の状況は次のとおりです。
- 価格は約8万3,500ドル(1ドル=158.35円換算で約1,322万円)。時価総額は約1.68兆ドル
- 2026年6月に大きな急落があった。6月5日には5万9,000ドル台まで下げ、約1年8か月ぶりに6万ドルを割り込んだ
- そこから7月に底を打ち、8月に大きく反発した。8月は月間で20%を超える上昇となった
- 9月に入って再び調整している。米国の物価指標が市場予想を上回り、利上げ観測が強まったことが背景にある
- ただし過去最高値(2025年10月6日)からは、まだ約33.8%低い水準にある
つまり「大きく下げて、大きく戻して、また少し下げている」——これが2026年のビットコインです。いま「暴落」という言葉で語られているものが6月の話なのか9月の話なのかで、意味はかなり違います。次の章で、実際に何が起きたのかを順に見ていきます。
2026年にビットコインで何が起きたのか——下落と反発の時系列
ここがこの記事の中心です。一般的な「暴落する理由」を並べる前に、2026年に実際に起きたことを時系列で確認します。理由は、そのあとのほうが理解しやすくなります。
2025年10月:過去最高値の約12万6,000ドル
ビットコインは2025年10月6日に過去最高値をつけました。CoinGeckoでは約12万6,080ドル、CoinMarketCapでは約12万6,198ドルと、集計元によって数百ドルの差がありますが、おおむね12万6,000ドル台という水準です。現在の価格は、ここが基準になっています。
2026年6月:5万9,000ドル台へ急落——約1年8か月ぶりの6万ドル割れ
ZUU Web3 竹原2026年の最も大きな下落は6月に起きました。日本経済新聞の報道によると、6月5日にビットコインは1ビットコイン=5万9,000ドル台前半まで下落し、2024年10月以来、約1年8か月ぶりに6万ドルを割り込みました。5月末時点では7万3,000ドルを超えていたので、短期間での大幅な下落です。最高値からは半値以下の水準まで沈んだことになります。
同報道が挙げている下落の理由は、次の3つです。
- 金利の上昇観測:米労働省が6月5日に発表した5月の雇用統計で、雇用者数が市場予想を大きく上回った。これにより、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応で年内に利上げに踏み切るとの観測が強まった
- 大口保有者の売却:米証券取引委員会(SEC)に提出された資料で、米ストラテジーが5月下旬に250万ドル相当のビットコインを売却していたことが判明した
- 資金調達に伴う売却観測:スペースXのIPO準備に伴い、投資家が資産を売却するとの観測が出た
注目したいのは、3つのうち2つが「ビットコインそのものの問題」ではないことです。金利観測は経済全体の話で、大口の売却は個別企業の資金事情です。ビットコインの技術や仕組みに問題が起きたわけではありません。この点は、下落を理解するうえで重要です。
2026年7〜8月:反発。現物ETFに35億ドルの資金流入
7月に底を打ったあと、8月のビットコインは大きく反発しました。月間で20%を超える上昇となり、直近では最も強い月のひとつとなっています。
この反発を支えたのが、現物ETFへの資金流入です。CoinPostの報道(2026年9月2日)によると、米国のビットコイン現物ETFには8月に約35億ドル(約5,600億円)が純流入し、月間ベースでは2025年7月以来の高水準となりました。現物ETFは証券口座からビットコインに投資できる商品で、暗号資産の口座を持たない資金の入り口になっています。
同記事が挙げている背景は次のとおりです。
- ベッセント米財務長官による長期国債の買い戻し拡大表明を受け、通貨価値が薄まることへの懸念から代替資産に資金が向かう動きが再燃した
- 米国の市場構造法案の早期成立を求める動きが出た
- 米中央軍とイランの軍事的緊張が再燃し、原油高からインフレ観測が強まった
6月に下げた理由と、8月に上げた理由が、どちらも「ビットコインの外側」にある——ここが2026年の相場の特徴です。
2026年9月:再び調整局面
9月に入ると、ビットコインは再び下落に転じました。CoinGeckoの日次終値で見ると、9月3日の8万1,265ドルから9月10日には7万6,555ドルまで下げています。
背景にあるのは、やはり金利です。外為どっとコムの為替レポート(2026年9月11日)によると、8月の米国の生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びとなり、次回のFOMCでの利上げ織り込みが70%超まで上昇しました。米10年債利回りは約3年ぶりとなる4.96%まで上がっています。原油価格の上昇も重なりました。
ただし、8月の上昇分を大きく失うほどの急落には至っていません。30日間で見れば依然としてプラス圏にあることは、第1章で確認したとおりです。現時点では「暴落」よりも「上昇後の調整」と表現するほうが実態に近いと言えます。過去の値動きはビットコイン(BTC)日次価格レポートのアーカイブ一覧でさかのぼれます。
なぜ金利が上がるとビットコインは下がるのか——仕組みを理解する

ここまで「金利」という言葉が何度も出てきました。6月の急落も9月の調整も、引き金は金利の観測でした。この関係を理解しておくと、次に同じことが起きたときに自分で説明がつきます。
金利の上昇は、日本でも起きています。ZUUグループが運営する金融メディア・ZUU onlineに掲載されたエコノミストの分析では、日本の長期金利について次のように述べられています。
長期金利が節目となる3%を突破して、1996年9月以来の水準に切り上がりました。
出典:ZUU online『アンダースロー:長期金利が30年ぶりに3% アメリカが日銀の利上げに期待?』(2026年9月4日公開)
30年ぶりの水準です。では、金利が上がると、なぜビットコインのような資産が売られるのでしょうか。
理由はシンプルです。金利が上がると、リスクを取らなくても一定の利回りが得られるようになるからです。国債のような安全とされる資産で年4〜5%の利回りが期待できるなら、価格が激しく動く資産にあえて資金を置く理由は薄れます。結果として、リスクの高い資産から資金が抜けやすくなります。
ビットコインは、利息や配当を生まない資産です。値上がり益が期待の中心になるため、「安全な資産の利回り」が上がる局面では相対的に不利になります。これは株式などのリスク資産にも共通する力学で、ビットコイン固有の弱点ではありません。
ZUU Web3 竹原逆に言えば、利上げ観測が後退すれば、この力は緩みます。8月に反発したのも、財務省の国債買い戻し拡大で金融環境が緩むとの見方が広がったことが一因でした。金利のニュースをビットコインの材料として読む習慣をつけると、値動きの理由が格段に見えやすくなります。
ビットコインが下がる5つの要因——今回以外のパターンも知っておく

2026年の下落は主に金利と大口の売却が要因でしたが、ビットコインが下がる理由はそれだけではありません。次に別の理由で下げたときに慌てないために、代表的な5つを整理しておきます。
要因1:金利・金融政策などのマクロ経済
前章で見たとおりです。中央銀行の政策、物価指標、雇用統計などが引き金になります。2026年の下落は、このタイプの代表例です。過去にも、2022年前後の米国の金融引き締め局面で、株式市場とともに長期の下落相場に入った経緯があります。
要因2:規制や制度の動き
各国の規制は、価格に大きく影響します。過去には2021年9月、中国の中央銀行が暗号資産の取引を全面的に禁止した際に、ビットコインが大きく下落しました。
ただし注意したいのは、規制の強化が必ず下落を意味するわけではないことです。ルールが明確になることで機関投資家が参入しやすくなる面もあります。実際、2026年8月の反発には米国の市場構造法案への期待が含まれていました。「規制のニュース=下落」と短絡しないでください。
要因3:大口保有者や企業の売却
企業が保有するビットコインを売却すると、需給が崩れて価格が下がることがあります。2026年6月の急落でも、米ストラテジーの売却が要因のひとつに挙げられました。
大口の動きは、SECへの提出書類や企業の開示資料で確認できます。SNSの噂ではなく、開示された事実で確認する習慣をつけてください。
要因4:レバレッジ取引の清算が連鎖する
レバレッジ取引では、価格が一定の水準を下回ると強制的に決済(清算)されます。この清算が売り注文を生み、それがさらに価格を下げて次の清算を呼ぶ——という連鎖が起きると、下落が短時間で加速します。
「1日で急に大きく下げた」という場面の多くには、この仕組みが関わっています。ただし、清算が一巡したからといって下落が終わるとは限りません。その後もマクロ環境や需給によって値動きは続きます。
要因5:他の銘柄や取引所の破綻による信用の毀損
暗号資産の世界では、ある銘柄や事業者の問題が市場全体に波及することがあります。2022年5月には、ステーブルコインのUSTとその関連銘柄LUNAが数日で99.9%下落し、市場全体に大きな動揺を与えました。同年11月には大手取引所FTXが破綻し、暗号資産全体の信用が揺らぎました。
自分が持っている銘柄に問題がなくても、市場全体の信用が傷つけば価格は下がります。この点は、ビットコイン単体を見ていても防げません。
これは一時的な調整か、長期の下落か——切り分けの材料

読者の方が最も知りたいのは、おそらく「この下落は一時的なのか、それとも長く続くのか」でしょう。先に正直にお伝えすると、これはリアルタイムでは断定できません。後から振り返って初めて「あれは調整だった」「あそこが下落相場の入り口だった」と分かるものです。
ただし、判断を保留したまま材料を並べることはできます。次の観点で見てください。
- 下落の幅と期間:数日〜数週間で、上昇分の一部を戻す程度なら調整と見る材料になります。数か月にわたって下げ続け、戻りが弱いなら警戒の材料です
- 要因が一時的か構造的か:特定の企業の売却や短期の清算連鎖は一時的な要因です。一方、金融政策の方向転換や規制の構造変化は長く効きます
- 資金の流れ:現物ETFへの資金が流入を続けているか、流出に転じているか。2026年8月のように流入が戻れば、支えになります
- 市場全体との連動:株式市場も同時に下げているなら、暗号資産固有の問題ではなくマクロ要因の可能性が高くなります
2026年9月時点で当てはめると、下落の幅は8月の上昇分の一部にとどまり、要因は金利観測という循環的なものです。これらは調整と見る材料が優勢だと言えます。ただし、利上げが実際に進めばマクロ環境そのものが変わるため、今後の金融政策の動き次第で見方は変わります。
ZUU Web3 竹原ビットコインは下がってから上がるのか——「買い時」を考えるための材料

ここからが本題だという方も多いはずです。「下がった理由」を知りたい本当の動機は、「で、戻るのか」「いま買っていいのか」にあります。
結論を先に言えば、戻るかどうかを断定できる人はいません。この記事でも「いまが買い時です」とは書きません。代わりに、判断に使える事実を4つ並べます。そのうえで、自分に問うべきことを整理します。
事実1:2026年6月の底から、10月までに約4割戻している
2026年6月5日の5万9,000ドル台から、10月1日時点の約8万3,500ドルまで、約4か月で40%以上戻しています。これは推測ではなく、実際に起きたことです。
この事実は「下がっても戻ることがある」ことを示しています。ただし、それが常に起きるとは限らない点は、事実3と事実4で確認します。
事実2:ただし最高値からは、まだ約3割下の水準
同時に押さえておきたいのが、最高値(2025年10月6日・約12万6,000ドル)からは依然として約33.8%低いということです。
「戻った」と「戻り切った」は違います。2025年10月の高値圏で購入した方は、10月時点でも大きな含み損を抱えている計算になります。どこを基準にするかで、同じ相場がまったく違って見えます。
事実3:過去に高値を更新するまでは、2〜3年かかっている
「いつ戻るのか」という問いに対して、過去の実績は参考になります。ビットコインが大きく下落したあと、それ以前の高値を更新するまでにかかった期間は次のとおりです。
| 2017年12月の高値から | 更新まで約3年 |
|---|---|
| 2021年の高値から | 2024年3月の更新まで約2年4か月 |
※複数の市場データ媒体の記述より(2026年10月1日確認)。
いずれも数年単位です。「下がったから来月には戻る」という話ではありません。もし過去と同じ経過をたどるなら、2025年10月の高値を更新するのは数年先という計算になります。
ただし過去のパターンが繰り返される保証はありません。2026年の市場は、現物ETFを通じた機関投資家の資金が入っているなど、以前とは構造が異なります。良い方向にも悪い方向にも、過去と違う動きをする可能性があります。
事実4:「底」は、後からしか分からない
ZUU Web3 竹原これが4つのなかで最も大切な事実です。
いま振り返れば「2026年6月が買い場だった」と言えます。しかし6月5日の時点で、そこが底だと断定できた人はいませんでした。当時の報道は、さらなる下落への警戒で埋まっていました。実際、そこからさらに下げる可能性も十分にあったのです。
「底値で買えば何倍にもなる」という説明は、結果が出たあとだから書けることです。底は、通り過ぎてから初めて底だと分かります。いま「ここが底です」と断定している情報を見かけたら、その根拠が何なのかを確かめてください。
そして、戻らなかった例もあります。前章で触れたLUNAは、99.9%の下落のあと安値で停滞したまま回復していません。「暗号資産は下がってもいずれ戻る」というのは、ビットコインについての過去の経験であって、すべての銘柄に当てはまる法則ではありません。
買い時を考える前に、自分に問う3つのこと
以上を踏まえて、「買い時かどうか」を判断するのは最終的にご自身です。その前に、次の3つを確認してください。
- その資金は、なくなっても生活に影響しない余裕資金か。生活資金や近く使う予定のあるお金は対象外です。これは相場観以前の話です
- 何年持つつもりか。事実3のとおり、過去の高値更新には2〜3年かかっています。数か月で結果を求める前提なら、この資産とは相性がよくありません
- 今回の下落を、一時的な調整と見るか構造の変化と見るか。第6章の材料を使って、自分なりの見立てを持ってください。見立てがないまま買うと、次に下げたときに判断がぶれます
この3つに答えられないうちは、金額を決める段階ではありません。
タイミングを当てにいかない方法——積立という選択肢

「底が分からないなら、どうすればいいのか」という疑問には、ひとつの考え方があります。タイミングを当てにいかないという方法です。
一定の金額を定期的に買い続ける積立(ドルコスト平均法)は、購入時期を分散させる手法です。高いときには少なく、安いときには多く買うことになるため、一度にまとめて買った場合より、高値掴みの影響を平準化しやすくなります。底を当てる必要がないのが利点です。
ただし積立は万能ではありません。価格が下がり続ける局面では、積み立てている分も含み損を抱えます。損失が出ない仕組みではなく、タイミングを当てられないという前提に立った付き合い方だと理解してください。
ZUU Web3 竹原少額から試したい場合の目安は1ビットコイン(BTC)はいくら?価格や100円から買える取引所で、今後の見通しに関する各種の予想はビットコインの今後や価格予想で整理しています。
ビットコインが暴落したときに、やってはいけないこと

下落局面で資産を減らす原因の多くは、相場そのものより行動にあります。避けたいものを挙げます。
生活資金を投じる
最も避けるべきことです。ビットコインは短期間で大きく上下し、元本を割り込む可能性があります。近い将来に使う予定のあるお金を投じると、価格が戻るのを待てずに不利な価格で売ることになります。
「必ず戻る」という前提で買い増しを続ける
価格が下がったときに買い増して平均取得価格を下げる方法がありますが、これは「いずれ回復する」という前提に立っています。その保証はありません。根拠のないまま買い増しを続けると、損失が膨らむだけでなく、資産が一つの銘柄に集中していきます。
レバレッジで取り返そうとする
損失を早く取り戻そうとしてレバレッジ取引に手を出すのは、最も危険な行動のひとつです。価格が想定と逆に動けば強制的に決済され、預けた資金以上の損失が出る可能性もあります。下落局面は値動きが荒く、清算が起きやすい局面でもあります。
慌てて売る・慌てて買う
急落の最中は、冷静な判断が難しくなります。あらかじめ決めたルールがないまま、その場の感情で売買するのが最も避けたい状態です。どこまで下がったら手放すか、いくらまでなら買うかを、相場が静かなうちに決めておいてください。
SNSの断定的な情報を根拠にする
下落局面では「まだ下がる」「ここが底だ」という断定的な発信が増えます。意見と、確認できる事実は分けて扱ってください。価格は取引所やデータサイトで、規制の動きは当局の発表で、企業の売却は開示資料で確認できます。
ビットコインの価格と材料を追うときに見るべき情報

最後に、この記事を読み終えたあとも自分で判断を続けるための情報源を整理します。
- 価格は、必ず期間とセットで見る。24時間・7日間・30日間・1年間・最高値比。この記事の第1章でやったことを、毎回自分でやってください。CoinGeckoやCoinMarketCapで確認できます
- 金利と物価の指標。米国のCPI・PPI・雇用統計、FOMCの決定。これらは発表日が決まっており、ビットコインの値動きと結びつきやすい材料です
- 現物ETFの資金流入・流出。需給の方向を見る指標になります。発行体の公表資料が一次情報です
- 大口保有者や企業の開示。SECへの提出書類や決算資料で確認します。SNSの噂とは分けて扱ってください
- 規制と制度の動き。金融庁や海外当局の発表が一次情報です。まとめサイトの解釈ではなく、発表そのものを確認するのが確実です
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ビットコインはなぜ下がった?に関するよくある質問
最後に、ビットコインの下落について、よく寄せられる質問にまとめて回答していきます。
よくある質問
ビットコインはなぜ下がったのですか?
どの期間の下落かによって答えが変わります。2026年9月以降の下落は、米国の物価指標が市場予想を上回り、利上げ観測が強まったことが主な背景です。2026年6月の急落は、雇用統計を受けた利上げ観測に加え、大口保有者による売却などが要因として報じられました。いずれも、ビットコインの技術や仕組みの問題ではなく、経済環境や需給の変化によるものです。
いまは暴落しているのですか、調整しているのですか?
2026年10月1日時点では、7日間で約1.1%の下落である一方、30日間では約6.3%の上昇となっています。8月の上昇分を大きく失うほどの下落には至っていないため、現時点では「暴落」より「上昇後の調整」と表現するほうが実態に近いと言えます。ただし、調整か下落相場の入り口かは、後から振り返って初めて確定するものです。
2026年に最も大きく下がったのはいつですか?
2026年6月です。日本経済新聞の報道によると、6月5日に5万9,000ドル台前半まで下落し、2024年10月以来、約1年8か月ぶりに6万ドルを割り込みました。2025年10月の最高値からは半値以下の水準です。その後、7月に底を打ち、8月に大きく反発しています。
ビットコインはどこまで下がりますか?
断定できる人はいません。下値の目安を示す情報は多くありますが、そのとおりになる保証はありません。下落がどこで止まるかを当てにいくより、第6章で挙げた材料(下落の幅と期間、要因が一時的か構造的か、資金の流れ、市場全体との連動)を継続して確認するほうが現実的です。
下がってから上がるのですか?
過去には、大きく下落したあとに高値を更新してきた経緯があります。ただし、2017年12月の高値の更新には約3年、2021年の高値の更新には約2年4か月かかりました。数年単位の話です。また、過去がそうだったというだけで、今回も同じになる保証はありません。LUNAのように、大きく下落したあと回復していない銘柄も存在します。
いまは買い時ですか?
この記事では買い時を断定しません。判断はご自身で行っていただく必要がありますが、その前に3つを確認してください。①その資金は、なくなっても生活に影響しない余裕資金か ②何年持つつもりか(過去の高値更新には2〜3年かかっています) ③今回の下落を一時的な調整と見るか、構造の変化と見るか。なお、底は後から振り返って初めて分かるものです。2026年6月5日が底だったと今は言えますが、当時それを断定できた人はいませんでした。
金利が上がるとなぜビットコインが下がるのですか?
金利が上がると、リスクを取らなくても一定の利回りが得られるようになるためです。国債などで安定した利回りが期待できる局面では、価格変動の大きい資産から資金が抜けやすくなります。ビットコインは利息や配当を生まない資産なので、この影響を受けやすい側面があります。これは株式などのリスク資産にも共通する動きです。
暴落したときにやってはいけないことは何ですか?
生活資金を投じること、「必ず戻る」という前提で根拠なく買い増しを続けること、損失を取り返そうとしてレバレッジ取引に手を出すこと、感情のままに慌てて売買すること、SNSの断定的な情報を根拠にすることです。下落局面で資産を減らす原因の多くは、相場そのものより行動にあります。
最高値からどれくらい下がっていますか?
2026年10月1日時点で、過去最高値(2025年10月6日・約12万6,000ドル)から約33.8%低い水準です。なお最高値の具体的な金額は集計元によって数百ドルの差があり、CoinGeckoでは約12万6,080ドル、CoinMarketCapでは約12万6,198ドルとなっています。
ビットコインの価格や材料はどこで確認できますか?
価格と時価総額はCoinGeckoやCoinMarketCapなどで確認できます。その際、必ず期間とセットで見てください。金利や物価の指標は米国の公的統計、現物ETFの資金の流れは発行体の公表資料、企業の売却はSECへの提出書類、規制の動きは金融庁など当局の発表が一次情報です。当サイトでは日々の値動きを今日のビットコインの価格レポートで更新しています。
ビットコインはなぜ下がった?まとめ
ビットコインの下落を理解する第一歩は、自分が見ている「下がった」がどの期間の話かを特定することです。同じ日でも、7日間なら下落、30日間なら上昇、1年間と最高値比なら下落——すべてが同時に正しくなります。
- 2026年10月時点の下落は、米国の物価指標を受けた利上げ観測の強まりが主な背景。8月の上昇分の一部を戻す範囲にとどまっている
- 2026年の最大の下落は6月5日の5万9,000ドル台。利上げ観測と大口の売却が要因で、ビットコインの仕組みの問題ではなかった
- その後8月に大きく反発。現物ETFへの35億ドルの資金流入が支えた
- 金利が上がるとリスク資産から資金が抜ける——この力学を押さえると、下落の理由は自分で説明できるようになる
- 「下がってから上がるのか」は断定できない。過去の高値更新には2〜3年かかっており、戻らなかった銘柄も存在する
- 底は後からしか分からない。「ここが底」と断定する情報には根拠を確かめること
数字はいずれも2026年10月1日時点のものです。相場は動くので、判断するときは必ず最新の価格を、期間とセットで確認してください。
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当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社である株式会社NET MONEY(2024年11月13日設立)の取締役に就任し、メディア「NET MONEY」の運営を開始。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
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| 設立 | 2024年11月13日 |
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株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
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<加入団体>
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日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY
