2014年2月6日、日税ビジネスサービス様にて開催された税理士・会計士先生やファイナンシャルプランナーの皆様向けの「≪第2回 応用編≫~元プライベートバンカーが解説!!~ 富裕層がよく保有している金融商品の解説と喜ばれる資産管理・運用のアドバイスポイント」にて、代表冨田が講師を務めさせて頂きました。
2013年は、アベノミクス・東京オリンピック・円安など、久々に日本の金融市場また為替市場が活況となり、富裕層の金融市場への関心が高まった年でした。こういった環境下、税理士先生やファイナンシャルプランナーの皆様も、顧客である富裕層との会話の中で、資産管理や金融市場・商品の話題になることもあったのではないでしょうか。来年3月の確定申告時には更にそのような話題になることと思います。その際に、最新の話題や人気の商品、また適切なアドバイスなどが出来るのであれば、顧客との信頼関係は更に深まると考えます。
当日は、東京やシンガポールでプライベートバンカーとして富裕層向けの資産コンサルティングをしてきた経験から、富裕層が保有していることの多い金融商品の特徴や、価値のあるウェルスマネジメント・プライベートバンキング(資産管理方法)のとは何なのかをお伝えしました。
【当日のセミナー内容】
1.富裕層が求めている金融商品とは
・なぜ富裕層はライフプランニングに関心が低いのか?
2.金融商品のポイント① 株式 応用編
・「東京五輪」「シェール革命」…今後注目されるテーマとは?
・テクニカルとファンダメンタルから見る株式の適正価値とは?
3.金融商品のポイント② 債券 応用編
・為替リスクを取らずに外国企業への投資できるサムライ債
・通常の債券よりも金利が高い劣後債・永久劣後債
・金融危機前に流行った為替系・株式系仕組み債券の今
・金融危機以降に大人気のリパッケージ債券
・仕組み債券によく見られるノックイン・ノックアウトの仕組み
4.金融商品のポイント③ 投資信託 応用編
・毎月分配型のピークとなった通貨選択型投信とハイイールド債券投信
・流動性相場で過去ピークをつけた新興国(エマージング)投信とREIT投信
・富裕層の資産分散に有効なヘッジファンドという選択肢
・ポートフォリオの一部として効果的なコモディティ投信
・富裕層に人気の投資一任運用SMA
・ドルやユーロ資産が塩漬けになっている人向けの外貨建て投資信託
・モーニングスターを活用した各投信の比較方法と見える化
5.金融商品のポイント④ 投資型年金保険
・リスクを下げた運用商品としての投資型年金保険
・銀行にいけば必ず置いてあるパンフレットと厚い手数料の実態
6.資産運用提案のポイント①ポートフォリオ提案
・資産に色をつけるという考え方
・定期的なリバランスの重要性
7.資産運用提案のポイント②単価の低い債券を活用した贈与スキーム
・単価の低いDDBを活用する
・金利がゼロになった仕組み債券を活用する
8.資産運用提案のポイント③欧米の富裕層が実践する伝統的資産管理方法
・富裕層の個人資産をバランスシートで管理する
・ヒアリングは大きな資産(不動産・自社株)から小さない資産(証券・保険)へ
9.資産運用提案のポイント④その他の話題
・大株主の3%配当税制と資産管理会社への配当税制
・金融一体課税の開始と今から備えておくべきこと