アメリカの証券取引所には世界を代表する優良企業や有望なスタートアップ企業が多く上場しており、日本からの分散投資の対象として検討したい市場である。アメリカ株(米国株)へは日本の大手ネット証券会社からでも投資が可能である。米国株の投資をするためにおすすめのネット証券会社5社を紹介する。
目次
米国株投資おすすめ証券会社ランキング
アメリカ株取引をする際に証券会社を選ぶポイントがある。取引手数料・取り扱い銘柄数の豊富さ・注文方法の種類・源泉徴収ありの特定口座に対応しているかどうかの4つである。
ポイント1 取引手数料
為替手数料が発生するので、注意が必要
取引手数料は必ずかかるので、当然高いよりは安いほうが良い。日本株の手数料よりアメリカ株の手数料は割高。取引回数がかさむと手数料分は確実に負担になる。またアメリカ株を買う場合、現地通貨のまま決済できるのかを確認する必要がある。日本円から米ドルに両替をして取引をし、反対決済をする際にも米ドルから日本円に戻すのかというところも重要なポイント。なぜなら取引の度に両替の為替手数料が発生することになり、手数料が割高になるからだ。
ポイント2 取り扱い銘柄数の豊富さ
銘柄数が多い=良質銘柄を選べる可能性大
証券会社により外国株の取り扱い銘柄も数も異なる。そのため証券会社を選ぶ際には、自分が投資したい銘柄を取り扱っているかどうかを調べるべきだ。当然、取り扱い銘柄数が豊富なほうが投資をするうえでも選択肢は広がる。証券会社によって特徴もあるので、複数の口座を開くのも手だ。複数の口座を開けば、それだけ投資対象が増えて良い銘柄が選べる可能性も高まる。アメリカ株に投資するなら証券口座の取り扱い銘柄数の豊富さも重要なポイントである。
ポイント3 注文方法の種類
注文方法が豊富なほど、稼げる可能性大
できれば注文方法の種類も多いほうが望ましい。アメリカ株は日本時間では夜に値が動く。そのため日本時間の真夜中に取引画面を見ることができない人は注文方法が多様なほうが便利だ。例えば、指値注文ができず成行注文しかできない場合、自分が買いたい株価になるまで取引画面の前に居続けることになり不便である。日本時間の夜中に値が動いているからこそ、注文方法が豊富なほうが良い。
ポイント4 源泉徴収ありの特定口座に対応しているかどうか
アメリカ株の確定申告は複雑なので、注意
アメリカ株でも源泉徴収ありの特定口座に対応しているかどうかは証券会社選びの重要な要素。なぜなら一般口座や源泉徴収なしの特定口座だと自分で確定申告をする必要があるからだ。アメリカ株の確定申告は為替取引もあり複雑で、実際に税務署で申告するのは非常に手間になる。確定申告が煩雑になることを避けるなら、源泉徴収ありの特定口座に対応している証券会社での取引が便利だ。逆に、確定申告で手続きをすることに問題がなければ特定口座である必要はない。
ポイント別 証券会社比較ランキング
マネックス証券——銘柄数が多い
マネックス証券は日系の他の大手オンライン証券に比べ、取り扱い銘柄数と注文方法の種類が多いことが魅力。
アメリカ株は日本時間では夜間に取引が行われる。毎晩、市場を確認することができない人も多いのではないだろうか。マネックス証券では30日間の注文指定や逆指値等が可能なため、デイトレード等の短期的な売買でなければあらかじめ注文する価格を決めてしまえば、毎晩注文を入れる手間も省ける。特に損切りの価格を予め決めている投資家ならば、逆指値注文ができるマネックスがおすすめだ。またトレードステーションという高性能な取引ツールもある。
「トレードステーション米国株 スマートフォン」は米TradeStation社の開発した米国株取引専用のスマートフォン向けアプリケーションです。レーダースクリーン・チャート分析・チャート発注等の機能を、スマートフォン(iPhone、Android搭載端末)でご利用いただけます。
引用元:トレードステーション米国株 スマートフォン | アプリ・ツール | マネックス証券
取引手数料
約定料金の0.495%(税込)
手数料下限0ドル/上限22ドル
外貨決済対応
取り扱い銘柄数
個別銘柄・ETF・ETN・ADR含め4,000銘柄以上
注文方法
- 逆指値
- ツイン指値
- 指成
- 連続売買
- 期間指定
- 訂正注文
大手オンライン証券会社の中でもマネックス証券はアメリカ株取引の注文方法が多彩だ。
特定口座の対応
源泉徴収あり・なしの口座どちらにも対応
マネックス証券では、米国株取引開始から20日間の米国株の取引手数料(税別)を最大30,000キャッシュバックするプログラムを実施している。
DMM.com証券——米国株式の取扱手数料が無料
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DMM.com証券のDMM 株では、2019年8月よりアメリカ株(米国株)の取引手数料が無料になった。
1株単位で取引できるアメリカ株(米国株)での取引では、DMM 株の取引手数料無料は大きな魅力だ。
しかし、競合となる他のネット証券会社と比較するとDMM 株の米国株の取り扱い銘柄数は少なめとなっている。
取引手数料
0ドル 外貨決済非対応
取り扱い銘柄数
個別銘柄1627銘柄、米国ETF113銘柄、ADR118銘柄(2022/3/18時点)
注文方法
指値・成行・IFDONE
特定口座の対応
源泉徴収あり・なしの口座どちらも対応
DMM 株では現在、新規口座開設で抽選で2,000円をプレゼントするキャンペーンを実施している。
SBI証券——国内最大手のネット証券
アメリカ株だけではなく香港・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシアと合計9ヵ国の市場で取引が可能だ。アメリカ市場以外のASEAN諸国の株式市場にも興味がある人にピッタリだろう。
取引が可能な国はなんと9カ国!米国・中国はもちろん、経済成長が著しいベトナム、インドネシアなども網羅!海外ETFの取扱も豊富なため世界への分散投資も可能!
引用元:外国株式・海外ETF|SBI証券
取引手数料
約定代金の0.495%(税込)(税込)
手数料下限0ドル/上限20ドル
外貨決済対応
取り扱い銘柄数
個別銘柄・ETF・ETN・ADRの合計3,040銘柄
注文方法
指値・成行・逆指値
特定口座の対応
源泉徴収あり・なしの口座どちらにも対応
楽天証券——スーパーポイントとして還元
楽天証券ならではの魅力は、手数料の1%を楽天スーパーポイントに還元できるところ。大手オンライン証券のアメリカ株取引は、各社手数料が横並びになりつつある。しかし楽天証券はEコマース大手の強みを生かし、手数料を楽天スーパーポイントとして還元しているのである。
国内株式手数料コースを超割コースにするだけで、取引手数料の1%をポイントバックします。
引用元:超割でためる | ポイントを貯める | ポイントプログラム | サービス案内 | 楽天証券
取引手数料
約定代金の0.495%(税込)(税込)
手数料下限0ドル/上限20ドル
外貨決済対応
取り扱い銘柄数
個別銘柄・ETF・ETN・ADR 合計2,951銘柄
内訳:個別銘柄・ADR 2,518銘柄、ETF・ETN 373銘柄
注文方法
指値・成行
特定口座の対応
源泉徴収あり・なしの口座どちらも対応
楽天証券では現在、米国株取引手数料が最大2ヶ月実質無料(キャッシュバックによる対応)になるキャンペーンを実施している。
サクソバンク証券——米国株は最近スタート
デンマークの金融機関のグループの1つ。日本ではFXやCFD(差金決済)のサービスを提供していた。2018年の9月からアメリカ株取引のサービスの提供開始。取り扱い銘柄数が多く手数料も安いことから話題だ。その代わり外貨決済に未対応であり、特定口座にも対応しておらず一般口座しかないため確定申告が煩雑になるというデメリットもある。
取引手数料
約定料金の0.20%
手数料下限5ドル/手数料上限15ドル
外貨決済未対応
取り扱い銘柄数
個別株・ETFその他合計6000銘柄以上
内訳:アメリカ個別株4500銘柄以上、ETFその他1500銘柄以上
注文方法
成行・指値・逆指値・逆指値(指値)・逆指値(トレイリング)
サクソバンク証券はマネックス証券ほどではないが、注文方法の種類が多いのが特徴。複雑な注文はできないが、基本的な注文は一通り可能。
特定口座の対応
非対応
インタラクティブ・ブローカーズ証券——中級者以上向け
インタラクティブ・ブローカーズ証券はアメリカの証券会社だが、日本法人がありアメリカ現地の口座開設の取次ぎをしており、日本からでも開設が可能。手数料も最低1ドルからで取引コストが低く注文方法の種類も多い。
また現地の証券会社なので銘柄の制限も実質ない。ただし25歳以上の個人で口座に最低10,000ドル、25歳以下なら最低3,000ドルを預けておかなければならない。また一般口座しかないため確定申告の計算を個人でしなければならず非常に煩雑になる。口座維持にも細かい手数料がかかり料金体系が複雑。取引コストも安く、取り扱い銘柄数も多いが、特定口座にも対応していない。投資初心者にはハードルが高いが、投資を本格的に行う投資家向けの証券会社だ。
取引手数料
1株0.005米ドル 最低手数料:1ドル 最大手数料:約定料金の1%(固定型)
また、手数料体系が複雑な変動型もある。
取り扱い銘柄
アメリカの証券会社なので、現地で取引できる銘柄がそのまま取引可能。(日本の大手証券会社よりも取り扱い銘柄数が非常に多い)
注文方法
セミプロ向けの専門的な発注ツールで60種類以上の注文方法が可能。豊富な注文方法が用意されている。ただし発注ツールが専門的でインターフェースの初心者には分かりづらいかもしれない。
特定口座の対応
未対応
米国株式投資の魅力とは
世界の株式市場で時価総額が1位

アメリカ市場は時価総額が世界で一番大きな市場だ。
日本市場や中国市場も世界で2位、3位の規模だが、アメリカ市場の時価総額は2位以下を桁違いに上回る。世界最大の規模であるアメリカ市場に簡単にアクセスできる現在、あえて投資対象から外す理由はない。アメリカ市場に投資しないことによる投資機会の損失は大きい。
また世界最大規模のアメリカ市場は、世界中の株式市場の値動きに大きな影響をあたえるため、直接投資をしなくても動向を追うべきだ。
世界を代表する優良銘柄が多数
日本に住んでいても日本人は多くのアメリカ企業の恩恵を受けている。
例えばネット通販ならAmazonは日本でも当たり前のように利用されていて、外食ならマクドナルドやスターバックス、パソコンならマイクロソフトやMacの製品を使いグーグルの検索エンジンがよく使われている。クレジットカードの決済もビザやマスターカードを利用する。
このようにアメリカには世界的なグローバル企業も数多くあり日本人も、その恩恵を享受している。日本市場にはない世界的なグローバル企業に投資できるのもアメリカ株の魅力である。
株式だけではなくETFやADRも豊富
アメリカ市場には個別銘柄の株だけではなくETF(上場投資信託)やADR(米国預託証券)も多数、上場している。ETFとは株式のように売買できる、市場に上場されている投資信託。例えば、S&P500の値動きに連動したETFなどである。
ADRは米国以外の国で設立された企業が発行した株式を裏付けとして発行される有価証券。例えば、インドのIT企業インフォシスや、中国のEコマース企業アリババもADRで上場されている。アメリカの個別株だけではなく、豊富なETFやADRにも投資できるのがアメリカ市場の魅力だ。
分散投資先としても有望
日本株にのみ投資をすることは、偏りすぎたポートフォリオである。
「卵を一つの籠に盛るな」という投資の格言の通り、国際分散投資をすることで、リスクを低減させることができる。日本株以外のアセットの中でも特にアメリカ株は多くの選択肢があり、大手オンライン証券会社からでも買いやすいアセットの一つ。日本以外の外国株投資を始めるなら、まずは銘柄数も多く上場基準もしっかりしているアメリカ株がおすすめだ。
複数口座を併用する方法も
アメリカ市場は魅力的な市場。投資しない手はない。現在では、日本の証券会社からでも、気軽にアメリカ株に投資できるようになった。証券会社それぞれに特徴があるため使いやすい口座を選ぶと良い。複数の口座を開設することで、それぞれの口座の強みを生かすこともできる。
今回紹介した中では、投資初心者であればSBI証券・楽天証券・マネックス証券。源泉徴収ありの特定口座から取引できるので安心だ。ある程度経験があるならサクソバンク証券やインタラクティブ・ブローカーズ証券を検討しても良いだろう。(ZUU online編集部)
マネックス証券が向いている人・向いていない人
マネックス証券が向いている人

マネックス証券が向いている人は米国株投資を積極的にしたい方です。マネックス証券は証券会社の中で、米国株取扱銘柄数No.1なので、米国株に投資する方は開設するべき口座です。
マネックス証券が向いていない人

マネックス証券が向いていない人は海外投資を幅広く試してみたい方です。SBI証券では米国や中国以外にも9ヶ国を取り扱っているのに対し、マネックス証券は米国株と中国株のみで、他社に比べて外国株式の取扱が少なくなっています。
マネックス証券の評価ポイント
米国株の取扱銘柄が多い
マネックス証券は米国株の取扱数が4,500以上と豊富で、米国株取扱数No.1を誇っています。 米国株投資に向いている証券会社であり、米国株投資向けのアプリが優秀である。米国株投資を考えている人は必ず開設すべき口座である。
IPOに強い
IPOの取り扱い数が多く、IPOにチャレンジしたい方にも適した証券会社でしょう。マネックス証券の2019年におけるIPO取り扱い数は45社です。2019年全体のIPOは86社であったため、半数以上はマネックス証券から申し込みが可能であったことがわかります。
手数料キャッシュバック
外国株取引口座を開設して初入金後に20日間の米国株の売買手数料を上限3万円まで全額キャッシュバックしてくれる「米国株取引 デビュー応援」サービスを実施中のようです。
DMM株が向いている人・向いていない人
DMM株が向いている人

DMM株が向いている人は手数料を安く抑えたい初心者の方です。米国株の手数料が0円になっており、24時間電話サポート対応があるため、初心者の方には心強い会社です。
DMM株が向いていない人

DMM株が向いていない人は積立NISAを考えている方です。DMM株は積立NISA口座に対応していないので、利用を考えている方は他の証券会社と合わせての利用がおすすめです。
DMM株の評価ポイント
手数料が安い
DMM株の手数料は業界最安値水準です。 現物の国内株式は55円(税込)から取引をすることができますし、国内株の信用取引・米国株式については0円から取引することができます。 また、口座開設費や口座管理維持費用・入金手数料・出金手数料なども無料なので安心して利用することができます。s
米国株手数料0円
DMM株では米国株の取引手数料が0円になっています。そのため、成長著しい米国企業への投資を始めやすいというメリットがあります。
取引するたびにポイントが貯まる
DMM株は、取引するたびにポイントが貯まります。取引手数料の1%がDMM 株ポイントとして貯まり、貯まったポイントは、1pt=1円として証券口座に入金することが可能です。 例えば、取引手数料として10,000円使った場合、100ポイント貯まります。 このポイントを証券口座に入金して株式取引をすることはもちろんですが、そのまま出金することもできます。
SBI証券が向いている人・向いていない人
SBI証券が向いている人

SBI証券が向いている人は投資を始めて間もない投資初心者の方です。取引手数料が安く、取扱い銘柄が豊富なため上級者として成長するまでしっかりと使い続けることができます。
SBI証券が向いていない人

SBI証券が向いていない人は新規上場株式を購入したい方です。SBI証券の利用者が非常に多いため他の証券会社よりIPO抽選の当選確率が低くなってしまいます。
SBI証券の評価ポイント
手数料が安い
手数料が他のネット証券会社と比べてもダントツで安く、1日定額制で0円である。上場企業の9割が100万円以下で購入できるので、ほとんど全ての銘柄を手数料を気にすることなく、購入することができます。
IPO銘柄に強い
SBI証券の主幹事数は大手総合証券とも遜色なく、楽天証券も含めてほとんどのネット証券の主幹事数は0社であることと比較すると圧倒的に強いと言えるでしょう。SBI証券の引受幹事数はすべての証券会社の中で最も多く、IPOを狙うならまずSBI証券を利用することをおすすめします。
豊富な商品群
SBI証券はネット証券会社の中で最も多い9ヵ国の外国株式を取り扱っています。 また、SBI証券では2500本以上の投資信託を取り扱っており、ネット証券会社でも最大規模の取り扱い数を誇ります。
楽天証券が向いている人・向いていない人
楽天証券が向いている人

楽天証券が向いている人は投資初心者の方です。手数料が安く、楽天ポイントを使って投資もでき、初心者でもわかりやすいツールを提供しています。
楽天証券が向いていない人

楽天証券が向いていない人は投資について対面で相談したい方です。楽天証券はネット証券であるため、実店舗を構えていません。そのため、対面で人に相談することができません。
楽天証券の評価ポイント
楽天ポイントが貯まる
楽天銀行の口座を開設し、楽天証券の出入金口座として連携すると、取引件数や金額によってポイントが付与されます。
貯まったポイントは、「楽天ポイント」として楽天市場や楽天トラベルなど、楽天グループの各サービスで使用できます。
手数料が安い
「超割コース」では5万円までの約定代金であれば50円(税抜)、10万円までは90円(税抜)と、楽天証券では業界最低水準の手数料が設定されています。
また、投資初心者におすすめなのが「いちにち定額コース」。1日の取引金額が合計100万円までであれば手数料は無料のため、国内株式の99%近くが手数料無料で取引できるのが大きな魅力でしょう。
投資信託が豊富
楽天証券は投資信託の取り扱いが豊富です。取り扱い本数は2,700本以上と、ネット証券において業界最多水準です。買付手数料はすべて無料であるため、取引コストをおさえた投資ができます。
米国株に関するよくある質問
米国株の取引可能時間は?
米国株の市場は、現地時間の9時30分から16時00分まで開いている。日本時間に直すと23時30分から翌朝6時00分までの間となる。サマータイムの場合は日本時間で22時30分から翌朝5時00分までとなり、通常と異なるので注意が必要だ。
また、米国株の市場には「プレマーケット」と「アフターマーケット」という2つの立会時間外取引市場がある。本取引に対応している証券会社は限られているので、希望する場合は確認すべきポイントの1つだ。
米国株の最低取引単位は?
日本株と異なり、米国株は1株単位で売買できるのが特徴だ。数十万円で人気銘柄の株主になることができる点はメリットだと言えるだろう。
記事にコメントいただいた専門家

上智大学を卒業後、ソロモン・ブラザーズ証券(現シティグループ証券)入社、東京、ニューヨーク本社勤務を含め26年間同社にて一貫して外国株式のマーケティング、外国株式関連商品業務に携わり、 外国株式部の上級管理職として機関投資家相手の外国株式ビジネスの拡大に努める。その後、SMBC日興証券株式会社で、エクイティ部、投資情報部にて米国株式市場・企業情報の情報収集、分析、顧客向け資料作成業務の責任者として、個人投資家向けに米国株式投資の啓蒙活動を行うなど米国株式仲介事業の拡大に貢献。
■著書:『日本人が知らない海外投資の儲け方』(ダイヤモンド社)
■公式Twitter:@heihachiro888
■note:https://note.com/heihachiro888
米国は西側先進国であり、基本的には民主主義であるという点も日本人が安心して投資できる理由になります。企業の情報開示も世界でもっとも透明性があると言われています。こうした背景を踏まえれば、資産形成において、「米国市場に長期で投資する」という方法はリスクの低い方法の一つと考えることができるでしょう。