「NISAでコツコツ投資するのもいいけど、短期間で大きな利益を得たい」と考えてデイトレードを始めようとしている方も多いのではないでしょうか?
デイトレードは株価の動きを常に観察しながら取引を行うため、投資の勉強としても有用です。
この記事ではデイトレードにおすすめな証券会社だけでなく、デイトレのやり方や儲け方なども解説します。
デイトレードは1日に複数回取引を行う場合もあり、手数料の安い口座で取引することが何より大切です。おすすめの証券会社は国内株手数料が無料のSBI証券と楽天証券です。
デイトレードとは?他の投資手法との違い
株式投資は、1日に購入から売却まで行う「デイトレード」、2週間程度かけて取引を完結させる「スイングトレード」、そしてそれ以上の期間、株式を保有することで利益を得る「長期投資」と、投資にかける期間で3つに分かれます。それぞれの取引の特徴を見てみましょう。
デイトレードの特徴
デイトレードは、株式投資の中でも1日以内に取引を完結させる手法です。具体的には、午前中に買い、午後に売却する、あるいはその逆といった方法で取引を行います。
短期間で取引を完結させるという特徴から、デイトレードには以下のようなメリットとデメリットがあります。
- リスクが比較的低い
- 資金効率が高い
- 心理的な負担が少ない
- 手数料が高くついてしまうこともある
- 高度な技術と知識が必要
- 時間的な制約がある
デイトレードは、短期間で利益を得られる可能性がある一方で、高度な知識と技術が必要です。また、時間的な制約もあり、心理的な負担も大きくなります。
デイトレードを始める前に、しっかりと勉強し、リスクを理解した上で取り組むことが重要です。
スイングトレードの特徴
スイングトレードは、数日から数週間程度の期間で株式の売買を完結させる投資手法です。市場全体の動きよりも、個々の銘柄の短期的な値動きに注目し、テクニカル分析を用いて利益を目指します。
- デイトレードよりもリスクが低い
- 長期投資よりも高いリターンが期待できる
- 短期的な値動きを利用するため、少ない資金で始められる
- デイトレードよりも時間と労力がかかる
- テクニカル分析のスキルが必要
- 常に市場を監視する必要がある
スイングトレードは、デイトレードよりもリスクが低く、長期投資よりも高いリターンが期待できる投資手法です。しかし、テクニカル分析のスキルや時間的な制約など、いくつかのデメリットもあります。
そのため、スイングトレードではテクニカル分析の技術を磨き、常に市場情報を収集することが大切です。
長期投資の特徴
長期投資は、数年から数十年といった長い期間、株式を保有し続ける投資手法です。短期的な値動きに惑わされることなく、企業の成長性や収益力といった本質的な価値に注目することで、安定的な利益を目指します。
- 短期的なリスクを抑えられる
- 複利効果で資産を増やせる
- 経済状況の影響を受けにくい
- 利益が出るまで時間がかかる
- 市場動向を常に把握する必要がある
長期投資では、企業の業績や財務状況、将来性などを分析し、成長が見込める企業の株式を購入します。例えば、高い利益率と安定した成長率を維持している企業や、革新的な技術を持つ企業などが投資対象となります。
デイトレードにおすすめの証券会社
ここからはデイトレード向きの証券会社を紹介していきます。各証券会社がデイトレード向けにどのようなメリットを提供しているのかも併せて見ていきましょう。
デイトレードには手数料が安い証券会社を選ぶことをおすすめします。
デイトレードにおすすめの証券会社は「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」「松井証券」です。どの証券会社も手数料が安く、商品・銘柄数も豊富で投資情報やツールが充実しています。
ここからは4つの証券会社についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
ネット証券口座開設数が業界最多「SBI証券」
- 一定の条件を満たせば、国内株式の取引手数料が無料
- 取引ツールが充実している
- 日計り信用取引の金利・貸株料が無料
SBI証券は、電子交付サービスに設定するなどの条件を達成すれば約定代金に関わらず、取引手数料が無料になります。
スピーディーに注文ができ、インジケーターも充実しているPCツール「HYPER SBI」、直感的な操作ができて銘柄分析機能やアラートサービスなど機能が充実したアプリ「SBI証券株アプリ」などのツールが利用可能です。情報量が多く初心者も安心です。
SBI証券のデイトレードに関する概要 | |
---|---|
手数料(1日あたり) | 無料 |
取引ツール | ・HYPER SBI ・CFD取引サイト |
取扱商品 | ・国内株 ・米国株 ・中国株 ・NISA ・iDeCo |
スマホ対応アプリ | あり |
公式サイト | SBI証券 |
業界屈指の銘柄ラインアップ「楽天証券」
- ゼロコースに申し込むと国内株式の取引手数料が無料
- いちにち定額コースは1日の約定金額が100万まで手数料が無料
- 超割コースは手数料の1~2%がポイントバック
- 情報コンテンツが充実している
楽天証券は株式や債券、投資信託、ETF、先物・オプションなど取扱商品が豊富で、銘柄も充実しています。手数料は「ゼロコース」だと無料、「超割コース」だと55円~で、手数料の1~2%がポイントバックされます。「いちにち定額コース」の場合は、1日の取引金額100万円まで手数料0円です。
楽天銀行口座との連携サービスを利用すれば、振込手数料無料で自動入出金ができ、取引に応じて楽天ポイントが貯まります。オリジナル投資情報メディア「トウシル」など、情報コンテンツも充実しています。
楽天証券のデイトレードに関する概要 | |
---|---|
手数料(1日あたり) | ~100万円:無料 ~200万円:2,200円 ~300万円:3,300円 |
取引ツール | ・MARKET SPEED ・MARKET SPEED Ⅱ ・楽天MT4 など |
取扱商品 | ・国内株 ・米国株 ・中国株 ・NISA ・iDeCo |
スマホ対応アプリ | あり |
公式サイト | 楽天証券 |
\取引手数料のポイントバックあり!/
米国(アメリカ)株の銘柄数が豊富な「マネックス証券」
- 米国株を中心とした外国株の銘柄数が6,000以上ある
- セミナーや動画などが充実している
- デイトレードに特化したサービスを提供している
マネックス証券は米国株が4,200銘柄超あり、中国株も合わせた外国株取扱銘柄数は6,000を超えています。国内株の取引手数料は55円~で、「1日定額手数料コース」は約定金額100万円以下まで550円です。
投資情報メディア「マネクリ」やアナリストレポート、セミナー、動画など、豊富な投資情報で株取引をサポートします。
マネックス証券のデイトレードに関する概要 | |
---|---|
手数料(1日あたり) | ~100万円:550円 100万円超 300万円毎に2750円 |
取引ツール | ・マネックストレーダー ・フル板情報ツール など |
取扱商品 | ・国内株 ・米国株 ・中国株 ・NISA ・iDeCo |
スマホ対応アプリ | あり |
公式サイト | マネックス証券 |
\圧巻の外国株取り扱い数!/
手数料ゼロで取引も可能「松井証券」
- ネットストック・ハイスピードを無料で利用可能
- 1日の約定金額が50万まで手数料が無料
- 日計り信用取引の金利・貸株料が無料
常に持ち株を確認しながら最小限のクリックで取引を完成させる松井証券の「ネットストック・ハイスピード」も、デイトレーダー向きのトレーディングツールとして数えられます。取引区分や数量など注文条件を設定しておけば、クリックひとつで取引を行いたい価格帯で注文確定でき、スピードが要求されるデイトレードにおいてチャンスを逃すこともないでしょう。
また、約定代金が50万円以下であれば、1日何度取引を行っても手数料は無料。株初心者や少額投資を行うデイトレーダーにとって最高の取引環境と言ってもいいでしょう。しかもデイトレードにおいて信用取引を活用する場合、約定代金に関わらず手数料は無料となります。取引にかかるコストを気にせずデイトレードを行いたいなら、松井証券は最強のパートナーといえるでしょう。
松井証券のデイトレードに関する概要 | |
---|---|
手数料(1日あたり) | ~50万円:無料 ~100万円:1,100円 ~200万円:2,200円 |
取引ツール | ・ネットストック・ハイスピード ・株価ボード ・松井証券マーケットラボ ・テーマ投資ガイド |
取扱商品 | ・国内株 ・NISA ・iDeCo |
スマホ対応アプリ | あり |
公式サイト | 松井証券 |
\手数料も安く投資デビューに最適!/
デイトレードをする際は、事前に利確・損切りルールを決め、証券会社や銘柄選びを慎重に行ってください。デイトレードに興味がある方は、ここで紹介した内容や証券会社を参考にして、早速始めてみてはいかがでしょうか?
デイトレードをする証券会社を選ぶポイント
デイトレードをする証券会社を選ぶ際は、手数料と取引ツールに注目をしましょう。これらに注目することで、トレードがしやすくなり、より多くの利益を狙えるようになります。
手数料の安さ
デイトレードする証券会社を選ぶ際のポイントの1つが、手数料の安さです。デイトレードは取引回数が多いため、手数料が高いと利益を圧迫してしまいます。手数料が安い証券会社を選べば、その分手元に残るお金は多くなるでしょう。手数料が10円違うだけでも、長期的に見れば利益に大きな影響を及ぼします。少しでも利益を増やしたいのであれば、手数料の安い証券会社を選びましょう。
証券会社によっては、1注文の約定金額によって手数料が決まるプランや、1日の約定金額合計に応じて手数料が決まるプランがあります。デイトレードをする証券会社を選ぶ場合は、それぞれの手数料プランをよく比較しましょう。
\24時間サポート対応!/
取引ツールの性能
各証券会社の取引ツールは、それぞれで性能が異なります。取引ツールは、売買や分析などで頻繁に使用するため、使い勝手や性能が悪ければストレスが溜まることに加えて、損失を負う原因にもなるでしょう。取引ツールの使いやすさや性能を確かめたうえで、証券会社を選ぶことが大切です。
たとえば、SBI証券のPCツール「HYPER SBI」は1クリックで注文ができ、ウォッチリストには最大10,000銘柄登録できます。さらに約40種類のテクニカル指標を搭載し、20種類のカテゴリに分類されたマーケットニュースを確認可能です。20銘柄の状況を同時に確認できるため、気になる銘柄の動向をリアルタイムでチェックでき、スピーディーに対処できます。
デイトレードをするうえで取引ツールの性能は重要なので、証券会社を選ぶ際はツールにも注目してください。
\初心者から上級者まで対応!/
初心者でも知っておきたいデイトレード3つの用語
ここでは、実際にデイトレードを行う上で、頭に入れておくべき用語を挙げていきます。
損切り
損失が増えすぎないようにするために、損失が生じている状態で株を売却することを「損切り」といい、あらかじめ「株価が○○円以下になったら無条件で売却する」と決めておくことで損切りラインを設定します。プロの投資家たちは損切りの重要性を揃って口にしますが、購入する前に損切りラインを設定しておくことも、大きな損失を被らないための定石です。
利食い
「利食い」とは、利益を確定することです。株価が自分の期待どおりに動いている時には、もっと利益を大きくしたいと売却や購入のタイミングを失ってしまうことがあります。しかし、いくら株価が思うように動いていても、利益を確定しなければ1円の儲けも得られません。利益を確定、つまり利食いをしてはじめて利益は自分のものになりますので、その重要性を忘れてはいけません。
ポジションサイジング
自己資金と投資額のバランスを考えることを「ポジションサイジング」といいます。持っている資金の額からどれだけ信用取引にあてるのか、つまりどの程度のレバレッジ(投資額における信用取引の割合)をかけるかのポジションサイジングも、特に初心者はやるべきことです。
ポジションサイジングがスムーズに行えるようになると、無理なくリスクの低い投資が完成するでしょう。
デイトレードでの儲け方
デイトレードでどうやって儲けるかを具体的に見ていきましょう。
トレードを行うタイミング/判断材料
トレードを行うタイミングは、人それぞれに異なります。
しかしできれば朝の寄付(よりつき)時に取引を始めることをおすすめします。なぜなら、寄付の時間はまだ取引の参加者が少なく、どのような傾向で取引されるのかが分かりやすいためです。寄付から時間が経過し取引に参加する人が増えてくると多くの人たちが売買を行うため、株価の動きを読むのが難しくなりますので、注意しておきましょう。
また「思い立ったらすぐに売買する」「大勝ちを狙わずに少しずつ利益を確定していく」という方法も有効です。デイトレードには、思い切りの良さが必要です。また「もっと儲かるかもしれない」という気持ちを捨てることも重要です。デイトレードには、ある程度の資金も必要ですが、慣れるまでは少額から取引を行ってみましょう。
ツール/インジケーターの紹介
デイトレードのためのツール・インジケーターには、次のようなものがあります。
■MACD
トレンド分析のための指標。「移動平均収束拡散」「移動平均収束乖離」とも呼ばれています。株価がどのような方向に動くかを分析する際に役立ちます。
■自動売買ツール
設定したルールに沿って売買を行うツール。「日中、株価を見る時間がない」「感情に左右されて売買タイミングを失いがち」という人に向いています。
自動売買ツールには、SBI証券、岡三オンラインなどで取り扱いがある「オートレ225」などがあります。プルダウンメニューから投資手法の登録ができるため、プログラミングなどの技術は必要はありません。
デイトレードを行う際のポイント
デイトレードをする際は、損切りのタイミングや銘柄選びが重要です。損失の拡大を防げて、利益獲得のチャンスが大きくなります。
こでは、デイトレードを行う際のポイントについて見ていきましょう。
損切りのタイミング
デイトレードをする際は、損切りの実行とタイミングが重要です。損切りとは、損失拡大を防ぐために、株価下落で含み損を抱える株を売却することです。損切りをしなければ株式は塩漬けとなり、購入資金がいつまでも返ってこず、機会損失をすることになります。
そのため、デイトレードをする際は、事前に損切りタイミングを決めておきましょう。「5%の含み損を抱えたら損切りする」「含み損が1万円になったら損切りする」「14時30分を過ぎたら損切りする」など事前に損切りルールを決めておくことで、感情に左右されず計画的な損切りを実行できます。計画的な損切りを実行することで、損失をある程度コントロールできるようになります。デイトレードをする際は、損切りの実行とタイミング(ルール化)を大切にするとよいでしょう。
\サポートが厚く初心者でも安心!/
銘柄選び
デイトレードは、次の日まで保有ポジションを持ち越さない短期売買です。そのため、その日のうちにできるだけ株価が大きく動くことが重要になります。株価が動かなければ、十分な利益を得ることができません。デイトレードをする場合は、値動きの大きな銘柄を選ぶようにしましょう。有名企業の銘柄だけでなく、新興市場の銘柄も視野に入れてみてください。
また、売買高が大きい銘柄を選ぶようにしましょう。売買高が少ないと、流動性が低く、希望の価格で売買できない可能性があります。想定より低い価格で売却することになれば、利益が減ってしまいます。取引が活発になりやすい、決算前後やニュースに取り上げられた銘柄を狙うのも有効でしょう。
自分の身の回りの商品や、新聞やニュースの報道などで、興味のある会社を調べてみてはいかがでしょうか。その中から特に気になる会社について、業績や財務状況を調べてみましょう。売り上げや利益の成長性や経営の安定性などさまざまな視点で分析します。
引用元:今さら聞けない!投資Q&A|投資の時間|日本証券業協会
\取扱銘柄数がトップクラス!/
デイトレードに必要な資金の目安
デイトレードそのものを始めるにあたって、数万円程度の資金があれば十分です。ただしデイトレードで利益を上げるためには、これでは物足りません。リスク分散をするために異なるジャンルの銘柄を複数使って取引したほうがいいからです。複数の銘柄で運用すれば、一方で損した分を他方で出た利益によってリカバリーできるからです。
リスクを減らす方法の一つに分散投資があります。分散投資には、「資産・銘柄」の分散や「地域の分散」などのほか、投資する時間(時期)をずらす「時間(時期)分散」という考え方があります。
引用元:分散投資|投資の基本|金融庁
複数の銘柄でトレードを進めていくのであれば、40~50万円程度の資金を準備しておくといいでしょう。初心者の場合、損する可能性が高くなります。目安以上の資金をマーケットに入れても、マイナスになってしまうリスクが高まります。最初のうちは、大金をいきなり入れないように注意しましょう。
\業界最低水準の運営管理手数料/
デイトレードの効率的な活用手法
繰り返しますが、デイトレードは1日の内に複数回取引を行うことで利益を上げる投資手法です。そのため取引ごとに手数料がかかっていては、それだけでも大きな損失になってしまいます。1日定額の手数料を設定している証券会社を選択することがまず必要です。
また、その日のうちに取引を完了させることから、信用取引でも最低限の利子で済むため、「信用取引でデイトレード」という投資家は非常に多いです。2013年には信用取引の制度が改正され、低い手数料で、かつレバレッジをきかせてさらに資金効率よく取引を行うことが可能となりました。上手に信用取引を活用して、短時間で大きな利益を上げることを目指してみましょう。
ちなみにデイトレード初心者なら、まずはレバレッジ1倍(投資資金の2倍まで取引を行う)から始めることが、リスク管理の観点からも重要ですので覚えておきましょう。
投資には「リスク」があります。一言で「リスク」といっても、「リスク」にはさまざまな種類がありますので、それがどのような内容なのかを正しく理解しておくことが重要です。
引用元:リスク|投資の基本|金融庁
\最大約3倍までレバレッジ可能!/
デイトレード の始め方・やり方
デイトレードを始めるには、口座開設や入金、株の購入・売却が必要です。ここでは、デイトレードの始め方・やり方について見ていきましょう。
証券会社に口座を開設
デイトレードを始めるためには、まず証券会社の口座を開設しましょう。世の中には、多くの証券会社があり、それぞれで特徴が異なります。手数料や取引ツール、情報コンテンツ、サポート、サービスなどを比較して、利用する証券会社を決めましょう。
口座開設には、本人情報や勤務先情報など必要事項の入力と本人確認書類の提出が必要です。スムーズに口座開設手続きをするために、事前に必要書類を用意しておいてください。証券会社によっては、最短即日で口座開設が可能です。
\口座開設者数No.1/
証券会社の口座に資金を入金
証券会社の口座を開設したら、株を購入するための投資資金を入金します。入金方法は証券会社によって異なります。たとえば、楽天証券の入金方法は次のとおりです。
・振込入金
・リアルタイム入金
・マネーブリッジらくらく入金
株式投資は損失を出すリスクもあるためあくまでも余剰資金を使うようにしてください。生活資金を使って損失を負うと、返済や支払いに支障が出る可能性があります。入金をしたら、証券口座に反映されたか確認をしましょう(反映までに2~3営業日かかる場合もあります)。
株式を購入
証券口座に入金をしたら株式を購入しましょう。値動きの大きさや売買高などを確認したうえで投資する銘柄を選びます。株の注文方法は「成行」「指値」の大きく2種類あります。
成行注文は「いくらでもいいので買いたい(売りたい)」と、具体的に値段を指定せずに注文する方法です。その時の相場で注文価格が決まります。一方、指値注文は「株価1,000円で買いたい(売りたい)」など、具体的に値段を指定する注文方法です。相場状況によっては売買が成立しないこともありますが、希望価格で売買が可能です。
株式を売却
利確または損切りのために、株式を売却します。できれば損切りだけでなく、利確についても「含み益が5%以上になれば利確する」「5,000円以上の含み益で決済する」など、事前にルールを決めておくと感情に左右されずに取引ができます。
株取引の時間は東京証券取引所の場合、前場が9時~11時30分で、後場が12時30分~15時です。15時近くになって注文を出しても、売買が成立しない可能性があります。売却する場合は、できるだけ早い時間帯に注文を出すように注意しましょう。
デイトレードに関するQ&A
- 株式のデイトレードは最小いくらからできる?
- 株の購入価格は単元株価数で表されます。国内株式の場合、100株が単元株数であり価格は数千円~数百万円で購入可能です。
- デイトレードの注意点は?
- デイトレードでは一回の利益が大きくないために、何度もトレードをするのが基本となります。その中でコツコツ重ねた利益が一度の損失で帳消しになってしまう人もいるようです。トレードをする際は、自分の資金と相談して必ず損切りラインを決めた上でトレードしましょう。
- デイトレードは誰でもできる?
- 朝に少し時間を取ることができれば、初心者、主婦やお勤めの方でもできます。朝に戦略を立てて事前に利確・損切りの注文を入れておけば、時間の拘束や精神的な負担が少なく行うことができます。
記事にコメントいただいた専門家
有限亭玉介(ゆうげんていたますけ)
日々トレードを重ねる個人投資家・ブロガー。金融情報会社フィスコのソーシャルレポーターとして、20以上のメディアに株についての記事を配信するほか、株&猫ブログ『儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」』では、独自の視点で注目した銘柄を随時紹介している。趣味は野球、落語、酒。猫旦那(飼い猫)の名前は「なつ」、含み益はもっぱら家族(嫁&娘)に献上。
公式ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」
Twitter:@kabureport_cat
よくやるのは、明確な上昇トレンドとなっている銘柄の押し目を狙う手法です。チャートはローソク足に加えて、一目均衡表やMACD、ボリンジャーバンドなどもチェックしますね。
基本はデイトレやスウィングトレードなので分足と日足チャートがメインですが、押し目を狙う場合には週足チャートも見ます。ほかには「待ち伏せ投資」もよくやりますね。