SBI証券口座への入金は即時入金サービス、リアルタイム入金、銀行振り込み、振替入金、ATMカード入金という5つの方法で行える。そのなかで「どの方法を利用すると良いか」「利用できるかどうか」については、各方法を比較しながら考えるとより把握しやすくなるだろう。

各入金方法を比較する際のポイント

SBI, 口座, 入金
(画像=Mr.Whiskey/Shutterstock.com)

即時入金サービス、リアルタイム入金、銀行振り込み、振替入金、ATMカード入金は5つの要素で比べられる。その要素とは入金手続きの仕方、利用可能時間、振込手数料、買付余力へ反映されるタイミング、利用条件だ。

・入金の手続きはどうやって行うか
・何時から何時までに間に入金できるか
・振り込み時に手数料はかかるか
・SBI証券口座にはいつ反映されるか
・そもそもどうすれば利用できるのか

下記の表で、それらの要素から各方法を端的に比較した。

表1 各入金方法のポイントごとの比較
  即時
入金
リアル
タイム
入金
銀行
振込
振替
入金
ATM
入金
入金
手続き
ネット ネット ATM
窓口
ネット
ネット ATM
利用
時間
24時間※ 金融機関
による※
金融機関
による
24時間※ ATMによる
振込
手数料
無料 無料 金融機関による 無料 金融機関による
口座へ
の反映
即時 即時 約1時間後 約11時間 即時
利用
条件

ネットバンキング
契約
口座振替登録 振込用口座の開設 サービスの
申し込み
ATMカードの発行
※メンテナンス中は不可
(出所) SBI証券サイトの情報を基に筆者作成

このように入金手続き、利用可能時間、振込手数料、買付余力へ反映されるタイミング、利用条件の各要素からみると、各入金方法の違いは浮き彫りになる。入金を支障なく行うために、その違いについてはしっかり確認しておきたい。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

即時入金、リアルタイム入金、銀行振込の概要

まず、即時入金サービスは、SBI証券サイト上の手続きで手持ちの銀行口座からSBI証券の口座に入金できるサービスだ。振込手数料は無料、メンテナンス時間を除き24時間いつでも利用可能で、振り込み後SBI証券口座の買付余力へは即時反映される。リアルタイム入金は特定の金融機関の口座からSBI証券口座へ振替手続きを行うことで入金するサービスである。

手続きはSBI証券サイト上から行う。こちらも振込手数料は無料で、買付余力には即時反映される。利用できるのは各金融機関の対応可能時間内となっており、それ以外の時間とメンテナンス時間には利用できない。銀行振り込みは手持ちの銀行口座からSBI証券口座へ資金を振り込む方法だ。地方銀行や信用金庫を含むすべての銀行から振り込みは可能で、各銀行のATM、窓口、ネットバンキングなどでSBI証券への振込手続きをとる。

各銀行で定められた額が振込手数料としてかかり、振り込みができる時間は各銀行の営業時間による。買付余力への反映はSBI証券側で確認した後となり、銀行の営業時間内であれば約1~2時間後、14時以降だと場合によっては翌営業日になるので注意が必要だ。
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即時入金対応の証券会社比較表

証券会社 提携
銀行数
利用
時間
手数料
SBI証券 13行 24時間 無料
楽天証券 13行 金融機関による 無料
松井証券 13行 金融機関による 無料
株投資家のコメント

振替入金、ATMカード入金の概要

振替入金は、自身のゆうちょ銀行口座からSBI証券口座へ入金する方法だ。手続きはSBI証券サイトで行えて振込手数料は無料、メンテナンス時間以外の24時間利用可能となっている。ただ、入金手続きをしても買付余力への反映には時間がかかり、最も短くてもおよそ11時間を要する。これは0~6時59分までに手続きを受け付けた場合で、反映されるのは当日の18時だ。

7時から14時30分までに受け付けた場合は翌営業日の9時、14時30分から23時59分までに受け付けた場合は翌営業日の18時に反映される。ATMカードによる入金は、コンビニや郵便局のATMを利用した入金方法だる。セブン銀行とゆうちょ銀行のATMで利用でき、手数料はそれぞれの金融機関で異なる。セブン銀行なら曜日を問わず7~19時までの間は手数料が無料、それ以外では110円(税込み)がかかる。

ゆうちょ銀行は曜日および時間帯に関係なく一律220円(税込み)となる。入金可能な時間帯も曜日によって異なり、どちらも平日のほうが土曜日と日曜日より長く、セブン銀行とゆうちょ銀行を比べるとセブン銀行のほうがより長い。買付余力へは即時反映される。 >>SBI証券の口座開設はこちら

即時入金、リアルタイム入金、銀行振込の利用前の手続き

どの方法をもって入金するにしても、それぞれにおいて前提となる利用条件を満たしていなければならない。まず、即時入金サービスの場合は、SBI証券が提携している銀行にてインターネットバンキングサービスの契約を済ましておく必要がある。提携している金融機関は住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行などだ。手続きは各金融機関によって異なる。

一方、リアルタイム入金サービスでは対象となる金融機関の口座が開設されていればインターネットバンキングの契約は必要ない。ただ、口座振替登録は必要で、その手続きはSBI証券サイトの入金ページより行える。選択した金融機関の口座登録画面に移動すると各種書面の確認、個人情報の入力、本人確認などを求められ、それを一通り終えれば申し込み手続きは終わる。

金融機関での登録処理が済み次第、入金サービスを利用できるようになる。対象金融機関は京葉銀行、阿波銀行、福井銀行、秋田銀行の4行で、10行を超える即時入金サービスよりは少なくなっている。銀行振り込みにおいては、取引に用いるSBI証券口座とは別に、専用の振込用口座をあらかじめ開設しておく必要がある。

この振込用口座を開設する場合、振込先銀行は基本的に三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行のいずれかから選ぶ。申し込みはSBI証券サイトから行い、ログイン後特定のページで3行のうち1行を選んで取引パスワードを入力し、申込ボタンをクリックすれば手続きは完了する。口座は申し込み後15分程度で利用可能になる。
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振替入金、ATMカード入金の利用前の手続き

振替入金にあたってはゆうちょ銀行口座が必要で、さらに書面を通じた申し込み手続きも求められる。申し込む場合は最初にSBI証券にサービスに関する申込書を請求し、郵送されてきた書類に住所や氏名など必要事項を記入。記入が終わった書類は返送し、審査を経て問題が認められなければサービスが利用できるようになる。

ATMカード入金では、何よりもまずキャッシュカードの発行手続きを済ませなくてはならない。キャッシュカードはSBI証券のインターネット取引口座をもつ個人が対象で、発行手数料は無料だ。SBI証券サイトのログイン後ユーザーページより、規程などを確認したうえで申し込める。クレジットカード機能付きキャッシュカードの発行に際しては対象者となる条件に収入などが加わり、また申込書類一式の記入と審査も必要になる。

証券会社 提携
銀行数
利用
時間
手数料
SBI証券 13行 24時間 無料
楽天証券 13行 金融機関による 無料
松井証券 13行 金融機関による 無料

実際に入金するときの手順

各方法の利用条件を満たし、ポイントの確認も済ませたら、それぞれ一定の手順に則って入金手続きを行う。そのうち即時入金サービスとリアルタイム入金サービス、振替入金の手続きは、SBI証券サイト上でログイン後の入金ページから可能だ。即時入金サービスであれば、ページ上に並んだ各金融機関のバナーをクリックして手続きを始める。

入金指示画面が現れ、振込金額と取引パスワードの入力を求められる。入力後確認画面で指示を実行すると今度は銀行のページに移動し、再度振込内容を確認したうえで出金口座と取引パスワードを選択、入力する。そして、最後に確定ボタンをクリックすれば手続きは完了だ。なお、即時入金では指示の取り消しができないため、その点には注意したい。

リアルタイム入金サービスの場合も手続きはおおむね同様である。金融機関バナーをクリックして振込指示画面で振込金額、取引パスワードを入力後、確認を経て指示を実行、金融機関ページに移った後は画面の指示に従って入力を進めていく。振替入金の場合は金融機関ページへの移動がなく、振替金額と取引パスワードを入力して、その確認後指示を実行すれば手続きは終わる。

指示の取り消しは、あらかじめ定められている締切時間までは可能だ。銀行振り込みは各銀行のATM、窓口、ネットバンキングから、ATMカード入金の場合はセブン銀行かゆうちょ銀行のATMから所定の手続きを行う。
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各入金方法における注意点

どの方法を用いるにしても、円滑な入金のために注意したい点はある。例えば入金手続きの利便性を考えるなら、その手段がセブン銀行とゆうちょ銀行のATMのみとなるATMカード入金の利用は難しい。利用可能時間に制限があるリアルタイム入金サービスと銀行振込、ATMカード入金の場合は、事前の確認が必要だ。

振込手数料に着目するなら、銀行振込とATMカード入金には気を付けたい。ほかの3つと異なり、金融機関、加えて振込方法もしくは時間によってはいくらかの手数料を払わなければいけない。1回数百円の出費でも、もし避けられたのならそれは無用な出費になる。また、買付余力への反映にかかる時間を考慮せず銀行振込か振替入金を利用したために入金が想定よりも遅れ、取引に支障が出るような事態が発生する場合も考えられる。

さらに、利用条件を満たすための手続きには、思わぬ時間がかかることもある。それは即時入金サービスと振替入金、ATMカード入金においてだ。即時入金サービスを利用するためネットバンキングを開設しようとするとき、申し込みはインターネット上ですぐにできたとしても、その後特定の書類の到着などを待つ場合がある。

もしパスワードなど振り込みに必要な情報を記載した書類の郵送が、申し込みを受け付けてから2週間後とされていたら、それが届くまでの間は振り込みはできない。同様の状況は振替入金とATMカード入金でも起こり得る。振替入金では届いた申込書を返送してからサービスを利用できるまでに3~4週間かかる。

ATMカードにおいても、例えばキャッシュカードの申込期限は毎週月曜日の15時ごろ、発送はそれからおおむね6営業日後と決まっているため、1週間近くは待たなければならない。そのような事態を考慮していなかった場合は、入金までに想定外の時間がかかってしまう。どの入金方法でもその準備、利用には多少の手間がかかる。これらの点については注意を払い、できるだけストレスなく事を進めたい。(ZUU online 編集部)
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有限亭玉介
有限亭玉介(ゆうげんていたますけ)
日々トレードを重ねる個人投資家・ブロガー。金融情報会社フィスコのソーシャルレポーターとして、20以上のメディアに株についての記事を配信するほか、株&猫ブログ『儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」』では、独自の視点で注目した銘柄を随時紹介している。趣味は野球、落語、酒。猫旦那(飼い猫)の名前は「なつ」、含み益はもっぱら家族(嫁&娘)に献上。