お店で買い物をした際によく聞かれる「Vポイントはありませんか?」という言葉。なかには、お得に買い物がしたくてポイントを貯めている人も多いのではないでしょうか。Vポイントカードを提携先店舗で作ればポイントを貯めていくことはできます。今回は、Vポイントユーザーならばぜひ知っておきたい便利な使い方を紹介します。

あわせてVポイントが付与されるおすすめクレジットカードについても解説していきます。どのクレジットカードを作るか迷っているならば必見です。

Vポイントとは

(画像=PIXTA)

Vポイントとは、全国もしくはインターネット上にある提携先で利用金額に応じて貯めたり使ったりすることができる共通ポイントカードです。カード1枚あれば提携先どこででもポイントを貯めることができます。

Vポイントの基本概要

Vポイントは、Vポイントの提携先やインターネットの提携先で、利用金額に応じてたまるポイントです。貯めたポイントは提携先で使ったり、提携先発行のポイントや商品と交換したりすることも可能です。

Vポイントの主な使い道

Vポイントの使い方は、主に以下の3つです。なおショッピング時にポイントを使えるのは、提携先のみとなります。ポイントを貯めることはできても利用はできない店舗もあるため、注意が必要です。詳しくは、Vポイントのサイトで確認しましょう。

  • 街中のお店で使う
  • インターネットで使う
  • 商品に交換する

・街中のお店で使う
Vポイント提携先店舗でカードを提示し「Vポイントを使う」と伝えれば貯まったポイントを支払いに利用できます。Vポイントのレートは、利用店舗により異なりますが、多くは「1ポイント=1円」で利用可能です。また購入する商品の端数分だけVポイントで支払うこともできます。

・インターネットで使う
インターネットでショッピングをする際もVポイントで支払いが行えます。その際は、支払画面で使いたいポイント数の入力が必要です。

・商品に交換する
Vポイントは、商品に交換することもできます。例えば映画のチケットや生活雑貨、食品などへの交換が可能です。

Vポイントを効率よく貯める方法

Vポイントを効率よく貯める方法はあるのでしょうか。上手に活用するためにポイントを押さえておきましょう。

提携先の店舗やネットショッピングで貯める

Vポイントは、提携先の店舗・ネットショッピングで買い物をすると貯めることができます。貯められるポイントは、店舗によって異なりますが、多くは「220円=1ポイント」「200円=1ポイント」です。なかには、「100円=1ポイント」という高還元の店舗もあるので、付与率を確認して効率よく貯めていきましょう。

また新聞の購読や福岡ソフトバンクホークスのチケット購入時やミュージアムショップ利用時などでも貯めることができます。これらも利用して少しずつ貯めていきましょう。

固定費の支払いで貯める

Vポイントは、携帯電話料金や公共料金など固定費の支払いで貯めることもできます。ただしこれらは、決済機能付きTカード(クレジットカード付きTカード)で支払う場合のみのため、気を付けてください。

クレジットカードと上手く使い合わせて貯める

Vポイントは、現金支払い時だけでなくクレジットカードと組み合わせて貯めることもできます。クレジットカードでVポイントを貯める方法は、以下の2つです。

  • クレジットカードのポイントをVポイントに移行する
  • 決済機能付きVポイントを使う

クレジットカード利用で貯めたポイントをVポイントに移すことも可能です。しかしクレジットカード会社によって最低交換ポイントが1,000ポイント単位など、ある程度貯めておく必要があります。こまめにVポイントを貯めたい場合は、はじめから決済機能付きのVポイントカードで支払いをして貯めるほうがよさそうです。

Vポイントが貯まるクレジットカードの選び方

上述した通りVポイントを効率よく貯めたい場合は、決済機能付きVポイントカード、つまりVポイントが貯まるクレジットカードがおすすめです。では、どのようなカードを選ぶといいのでしょうか。選び方を紹介します。

還元率の高さで選ぶ

最初に見ておきたいのが還元率の高さです。決済機能付きVポイントの多くは「200円=1ポイント」ですが、なかには「100円=1ポイント」のものもあります。ポイント付与を重視するならばこのようなカードを選びましょう。また「1ヵ月あたり3万円以上の利用でポイント2倍」「1,000円以上の買い物1件に付きさらに5ポイント付与」というカードもあります。

毎月まとまった金額を使う予定ならばこのようなクレジットカードを選ぶのもいいでしょう。

Vポイントの貯めやすさで選ぶ

Vポイントが付与されるクレジットカードを作る際は、ポイントの貯めやすさもチェックしてください。例えば特定の店舗での利用でポイントが2~3倍付与される場合もあります。よく行く店舗がある場合は、店舗が提携しているクレジットカードを作るのもおすすめです。

入会特典や付帯サービスで選ぶ

クレジットカードを選ぶ際は、入会特典や付帯サービスも重視しましょう。入会特典としては、以下のようなものがあります。

  • 入会月を含む3ヵ月間はクレジットカードポイント3倍
  • 入会月含む5ヵ月以内に3万円(税込み)利用でVポイント3,000ポイントプレゼント

入会してすぐにクレジットカード利用を考えている場合は、ぜひこれらの点もチェックしてからクレジットカードを選びましょう。また付帯サービスにも注目してください。例えば海外旅行をよくする人の場合、ショッピング補償が付いているかもチェックポイントです。

Vポイントが貯まるおすすめクレジットカード

Vポイントが貯められるクレジットカードは非常に多い傾向です。ここでは、特におすすめしたいカードを5つ紹介します。自分の欲しいサービスに合わせてカードを選びましょう。

Tカードプラス

Tカードプラスの特徴は、以下の通りです。

年会費 無料
ブランド JCB
申込資格 ・18歳以上(高校生・高専生は除く)
・電話連絡が可能で安定した収入がある人および配偶者

Tカードプラスは、TSUTAYAをよく利用する人におすすめです。TSUTAYAでクレジット払いをするとポイント4倍、現金払いでも3倍のVポイントが付与されます。またTSUTAYAレンタル更新手続きが不要になる特典もありレンタルサービスを利用する人にもおすすめです。

Orico Card THE POINT

直接Vポイントが貯められるカードではありませんがOrico Card THE POINTも要チェックです。

年会費 無料
ブランド JCB、Mastercard
申込資格 原則として年齢18歳以上の人(高校生は除く)
ポイント交換 オリコポイント1,000ポイント=Vポイント1,000ポイント

Orico Card THE POINTの魅力は、ポイント還元率です。常時100円=1オリコポイント(ポイント還元率1.0%)が付与されます。また入会後6ヵ月はポイント還元率が2.0%にアップする点も要チェックです。さらにオリコモールの利用では、0.5%が特別加算されます。貯めたオリコポイントは1,000ポイントごとにVポイントに交換可能でき交換申込後、即利用可能です。

なおVポイント交換時にはYahoo!IDが必要です。事前に登録をしておきましょう。

ファミマTカード

ファミマTカードの特徴は、以下の通りです。

年会費 無料
ブランド JCB
申込資格 18歳以上(高校生は除く)

ファミリーマートをよく利用する人は、ファミマTカードがおすすめです。ファミリーマートでクレジット払いをすると200円(税込み)ごとに最大2%のVポイントが貯まります。またバーコード決済「FamiPay」に登録できるのは、ファミマTカードのみです。

リクルートカード

リクルートカードの特徴は、以下の通りです。

年会費 無料
ブランド Mastercard、VISA、JCB
申込資格 ・18歳以上の安定した収入がある人
・18歳以上の学生(高校生は除く)

リクルートカードは利用金額の1.2%のポイントが付与されるクレジットカードですが、貯めたポイントは直接Vポイントへの交換はできません。なおJCBブランドを選ぶと入会時Vポイント500ポイントの特典があります。Vポイント付与を希望するならば忘れずにJCBにしましょう。

ヤフーカード

ヤフーカードの特徴は、以下の通りです。

年会費 無料
ブランド Mastercard、VISA、JCB
申込資格 18歳以上の安定した収入がある人(高校生は除く)

ヤフーカードは、100円に付きVポイントが1%付与される高還元が魅力のカードです。ただし「PayPay決済」「nanacoクレジットチャージ」などは、Vポイント付与の対象外となるため、注意してください。貯めたポイントは、買い物で利用したり商品に交換したりすることができます。

Vポイントの利用は有効期限に要注意

Tカード自体には、有効期限はありませんがVポイントには有効期限があるため、注意してください。 ※決済機能付きVポイントは提携クレジットカードが無効となった場合、Tカードも無効になる場合があります。
※TSUTAYAレンタル機能付きTカードはレンタル有効期限が切れてもTカードとしては利用可能です。

Vポイントの有効期限は、最終利用日(貯める・使う・交換する)から1年間です。有効期限内に利用がない場合は貯めたVポイントは失効します。ポイントを貯めたまま忘れてしまわないようにこまめにポイント数をチェックして利用するようにしましょう。

利用方法が多彩なVポイント!有効期限には要注意!

Vポイントは、Tカードを通じて街中やインターネットショップで貯めることができ貯めたポイントは支払いなどに利用できます。新聞購読などでも貯めることができる点はメリットといえるでしょう。さらにTカードにクレジットカード機能があれば公共料金の支払いでもポイントを付けることが可能です。多くポイントを付与したい人は、クレジットカードの作成も検討しましょう。

ただしVポイントには最終利用日から1年という有効期限があります。貯めたポイントを無駄にしないようにポイントの確認はきちんと行う習慣を付けるようにしてください。