年収が低い
(画像=PIXTA)

「働いても働いてもお金が貯まらない・・・そもそも給料が安すぎる気がする!」そんな悩みを抱えている方もいるでしょう。「今の自分の給料に満足している」と胸を張って言える方は少ないのではないでしょうか?

しかしひと言で「給料が安い」と言っても、安いと感じる金額は人によって異なるでしょう。そこで今回は、年代や業種別の平均年収などを参考に、具体的にいくらぐらいの給料が安いとされるのか解説していきます。

また後半では、給料を上げる方法としてはどのような手段があるのか年収が低いことが結婚などにどのように影響するのか等も説明するので、自身の給料に不満や不安を抱える方は参考にしてみてください。

「年収が低い」とは、どれくらいか?

初めに「低い」とされる年収とは、一体いくらなのかという点について説明します。以下の図は、平成25年から29年までの日本人全体の平均年収です。

日本人の平均年収の推移

(画像=厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査より)

業種や年齢、性別などは関係なく、日本人全体の年収としてみると、直近の5年間で緩やかに上がっています。平成27年から29年の3年間は304万円で安定し、直近2年は上昇傾向があります。

また、平均年収が300万円前後だということが読み取れます。つまり300万円を下回る年収だと「低収入」の分類に含まれます。

しかし、こちらの数値はあくまでも全年齢の平均値です。以下の表で、今度は年齢や性別ごとの平均年収を見ていきましょう。

年齢・性別ごとの平均年収

(画像=厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査より編集部作成)
出典元:企業規模別 | 令和元年賃金構造基本統計調査 | 厚生労働省

男性は、20代から50代にかけて緩やかに年収が上がり続けているのに対し、女性はあまり大きな変化がありません。また男性の年収を見ても、ピークである50~54歳の時点で、424万円と決して高くはないことが分かります。

30代、40代の男性平均年収は?

ここからは、体力の衰えも少なく「働き盛り」と言われる30~40代の男性にスポットを当てて、日本人の平均年収について考えてきましょう。対象となる年代の平均年収や全体から見て給与が低いとされている産業、低収入である方の特徴(会社の規模や雇用形態など)を紹介するので、参考にしてみてください。

30代、40代の平均給与は290~390万円

さっそく、30~40代の男性の平均年収についてのご説明です。30~40代男性の平均年収は、290万から390万円と言われています。しかし、年収は学歴によっても大きく左右されます。 さらに年代においても30~40代の給料の幅は大きく、なかなか「平均」とまとめられるものでもありません。そこで年代と学歴に合わせた平均年収を、以下のグラフでまとめました。

30~40代の学歴別の平均年収(男性)

(画像=厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査より編集部作成)
出典元:学歴別 | 令和元年賃金構造基本統計調査 | 厚生労働省

グラフを見るとやはり「大学・大学院卒」の方の年収が圧倒的に高いです。「大学・大学院卒」の方と「高専・短大卒」の間にも、40~49歳の時点で100万円以上の差があります。学歴社会であることは、みなさんもご存知かと思いますが、グラフで見るとその差がいかに大きいか分かりますね。

30代、40代の給与が低い産業

今度は産業ごとに分けて、30~40代男性の平均年収を見ていきましょう。以下のグラフは「鉱業,採石業,砂利採取業」「建設業」「製造業」「電気・ガス・熱供給・水道業」4つの産業ごとに、それぞれの平均年収を「30~39歳」と「40~49歳」に分けてまとめています。

30代~40代の産業別平均年収

(画像=厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査より編集部作成)
出典元:産業別 | 令和元年賃金構造基本統計調査 | 厚生労働省

グラフを見ると「製造業」の平均年収が、最も低いことがわかります。反対に「電気・ガス・熱供給・水道業」は最も高く、40~49歳男性の平均年収は、500万円近くになっています。給料面で不満を持ち、現在転職やキャリアチェンジを考えている方は、参考にしてみてください。

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30代、40代男性の小規模・非正規社員は200万円代

30代、40代の平均年収と言っても、正社員か非正社員かによって、年収は大きく変わります。初めに、30~34歳、35~39歳、40~44歳、45~49歳の正社員と非正社員の平均年収をグラフでまとめたので、見ていきましょう。

30代~40代の雇用形態別平均年収

(画像=厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査より編集部作成)
出典元:雇用形態別 | 令和元年賃金構造基本統計調査 | 厚生労働省

正社員の男性は、年齢が上がるごとに平均年収もどんどん上がっています。それに対して非正社員の場合、給料の上がり幅が狭いことがわかりました。30~34歳から45~49歳までの平均年収の差は、正社員で102.8万円。それに対し、非正社員の場合19万円となります。

また平均年収は、勤めている企業の規模によっても異なるのです。以下のグラフは、会社の規模を「小規模」と「大規模」に分けて各年代の平均年収をまとめたものとなります。

男性の小企業・大企業の年代別平均年収

(画像=厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査より編集部作成)
出典元:企業規模別 | 令和元年賃金構造基本統計調査 | 厚生労働省

グラフを見ても分かるとおり、上がり幅に大きな差はありませんが、そもそものスタート年収に差が生じています。45~49歳の平気年収で見ると、小規模な会社と大規模な会社の差は50万円ほど。30代、40代男性で小規模な企業に勤めている、非正規社員の平均年収は200万円代となります。

一番年収が低いパターンは、小規模・非正規

ここまでのグラフから分かることは、小規模な製造業の会社で非正規社員として働いている方は、最も年収が低くなる可能性が高いということになります。

正社員でも、小規模だと40代でようやく300万円に乗る程度。定年でも350万円弱といわれています。雇用形態や業種、会社の規模などで平均年収は大きく変わるので、もっと収入を増やしたい方は以下の3点を押さえた会社を選ぶと良いでしょう

収入を増やすために選ぶべき会社
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年収の低い企業ランキング

ここから具体的に、平均年収が低いとされている会社について見ていきましょう。総務省と経済産業省による、平成28年の経済センサス-活動調査では、日本の企業数は約385万社以上。多数の企業が存在する中で、最も平均年収が少ない会社はどこなのでしょうか?

ダイヤモンド社による年収が低い会社ランキング2020【全1000社・完全版】を参考に、ランキング形式の一覧でまとめました。もちろん平均年収のランキングは毎年変化するので、あくまでも参考程度に見てみてください。

1~10位が以下です。

年収の低い企業ランキング(1~50位)

順位 企業名 平均年収 業種
 1  トスネット  262.4万円  サービス
 2  アクシーズ  266.4万円  水産・農林
 3  プレステージ・インターナショナル  278.7万円  サービス
 4  ショクブン  289.7万円  小売業
 5  HANATOURJAPAN  293.1万円  サービス
 6  倉元製作所  303.2万円  ガラス・土石製品
 7  井筒屋  307.7万円  小売業
 8  ウイルテック  312.5万円  サービス
 9  光ハイツ・ヴェラス  314.3万円  サービス
 10  日本製麻  321.7万円  卸売業

次に、11~20位を紹介します。

順位 企業名 平均年収 業種
 11  日本PCサービス  322.5万円  サービス
 12  ヤマノHD  323.6万円  小売業
 13  サマンサタバサジャパンリミテッド  325.8万円  その他製品
 14  ベストワンドットコム  327万円  サービス
 15  ピーエイ  サービス
 16  秋川牧園  331.4万円  水産・農林
 17  北日本紡績  331.5万円  繊維製品
 18  エコノス  332.6万円  小売業
 19  かんなん丸  332.7万円  小売業
 20  アウトソーシング  337万円  卸売業

以下が21~30位の企業です。

順位 企業名 平均年収 業種
 21  ライクキッズ  338.5万円  サービス
 22  山大  339.8万円  卸売業
 23  関通  339.8万円  倉庫・運輸
 24  きょくとう  339.8万円  サービス
 25  バロックジャパンリミテッド  340.9万円  小売業
 26  キャリアバンク  341.8万円  サービス
 27  AHCグループ  342.3万円  サービス
 28  山陽百貨店  342.4万円  小売業
 29  NATTYSWANKY  342.7万円  小売業
 30  グリムス  342.8万円  卸売業

ここからは31~40位です。

順位 企業名 平均年収 業種
 31  太平洋興発  343.9万円  卸売業
 32  日本駐車場開発  344.5万円  不動産
 33  共栄セキュリティーサービス  344.7万円  サービス
 34  さいか屋  347.2万円  小売業
 35  日本管財  348万円  サービス
 36  フジタコーポレーション  348万円  小売業
 37  セイヒョー  348.6万円  食料品
 38  やまみ  349.3万円  食料品
 39  カワサキ  349.9万円  卸売業
 40  ながの東急百貨店  351.3万円  小売業

最後、41~50位を紹介します。

順位 企業名 平均年収 業種
 41  シーズメン  343.9万円  小売業
 42  アマガサ  344.5万円  卸売業
 43  ベリテ  344.7万円  小売業
 44  セラク  347.2万円  サービス
 45  田谷  348万円  サービス
 46  大和  348万円  小売業
 47  倉庫精練  348.6万円  繊維製品
 48  コンヴァノ  349.3万円  サービス
 49  ラオックス  349.9万円  小売業
 50  カーディナル  351.3万円  その他製品

1~50位までの特徴としては、サービス業小売業卸売業の多さが目立ちます。給料を理由に転職を考えている方は、上記3つの産業は避けるべきかもしれません。

年収が低いのはやはり結婚に響く

年収の低さは、どの程度結婚に影響するのでしょうか?ここでは、女性が求める年収アンケートの結果を元に、結婚と年収の関係を説明します。

自分の年収より高い収入の男性を求めている

未婚の女性は、男性に対してどの程度の年収を求めているのでしょうか?以下の表は、200~400万円の年収がある女性を対象に、男性に400万円以上の年収を求める方の割合をまとめたものです。

女性の年収 男性に400万円以上の
年収を期待する割合
 200万円以上、300万円未満  56.5%
 300万円以上、400万円未満  67.3%

出典元:20~40代の恋愛と結婚-第9回結婚・出産による調査より- | 明治安田生活福祉研究所

どちらの女性も半数以上が、400万円以上の年収がある男性との結婚を希望していることが分かるでしょう。また5人に1人の割合で「理想・条件を下げるくらいなら結婚したくない」という結果も。しかし、結婚後に共働きでもいいという女性の場合は、男性の年収にそこまで拘っていないという結果もあります。

将来結婚することも考えるなら、給料が安い仕事を見直すことも必要

将来的に結婚願望のある男性は、年収の問題を避けては通れません。女性が求めているのは「安定」です。結婚後に子供ができることなども想定すると、女性の場合はどうしても働けない期間できる場合や退職しなければならない場合があります。

一般的に男性は、経済的な面で家族を支えなければなりません。年収はもちろんのこと、将来的に継続しそうな会社かどうか、続けて行けそうな業務かどうか、しっかりと考える必要がありそうですね。

給料が安いと感じたら

では、自身の給料がやすいと感じたらどうすればよいのでしょうか?ここでは薄給の悩みを解消するべく、スキルアップ・昇給交渉・転職といった3つの手段を紹介します。

スキルアップ

大きく環境を変えずに年収をアップする方法としては、スキルを磨くことが挙げられます。スキルといっても目に見えないものであるため、わかりやすく上司にアピールできる「資格取得」などがおすすめです。

会社によっては、必要なスキルアップをサポートしてくれる制度があるところも。自身の会社の制度を、よく確認してみてください。

昇給交渉

上司へ、昇給を交渉してみるのも手です。しかし、その際には交渉材料が必要となります。また社内でのコミュニケーションも重要です。上司にただ媚びるだけでなく、「仕事ができる人」というイメージを周囲に持ってもらう必要があります。

転職

上記2つの方法でも、年収アップが望めない場合は転職も考えてみましょう。転職先としては、以下のような条件を満たす会社がおすすめです。

転職先を見つける際に注目したい点
  • スキルアップのサポート体制が整っている
  • 査定の基準が整備されている

スキルアップがサポートされていることで、転職先での収入アップが期待できます。また査定基準を明確にしている会社で働くことは目標がわかりやすいため、自身のモチベーションアップにも繋がるでしょう。

仕事は給料だけでは測れないが、仕事に見合ったものをもらう資格はある 

「給料が安い」という悩みを抱える方に向け、さまざまな平均年収や給料アップの方法などを紹介しました。もちろん仕事のやりがいは給料だけではありません。

しかし会社はあくまでも、仕事をしてお金をもらう場所です。そのため当然ながら、あなたの働きに見合った金額をもらう権利があります。自身の給料が安いな、と感じている方はぜひ参考にしてみてください。