「ビジネスローンを使ってみたいが、意味がわからない」「おすすめの業者が知りたい」と、お悩みではありませんか?ビジネスローンとは事業目的でお金を借りるサービスです。

生活のためであるカードローンより、まとまった金額になることが多いのが特徴です。そのため収入のあてや返済計画を、慎重にたしかめてから申し込むとよいでしょう。

今回ははじめてビジネスローンを使う人のために、その意味や取り組み方・おすすめの金融機関を解説します。この記事を参考にすれば、業者選びから融資までスムーズに進められるでしょう。

  1. ビジネスローンとは?
    1. 事業専用
    2. ビジネスローンを展開する会社は?
    3. 銀行融資との違い
    4. 審査
    5. 使い道
    6. どういった人が利用するとよいか
  2. ビジネスローンのメリット
    1. 総量規制の対象にならない
    2. 早く借りることができる
    3. 無担保無保証人
  3. ビジネスローンのデメリット
    1. 融資可能額が低い
    2. 金利が高い
    3. 履歴が残るので銀行融資審査に影響も
  4. ビジネスローンおすすめの会社11選
  5. 銀行系
    1. PayPay
    2. 関西みらい銀行
    3. 静岡銀行
    4. 東京スター銀行
    5. 三井住友銀行
  6. 信販系
    1. セゾンファンデックス
    2. オリコ
    3. オリックス
  7. 消費者金融系
    1. プロミス
    2. アイフル
  8. そのほか
    1. Business Partner
  9. ビジネスローンの融資申し込みの流れ
  10. ビジネスローンの金利・返済方法・シミュレーションなど
  11. まとめ

ビジネスローンとは?

(画像=PIXTA)

ビジネスローンとは事業のために使うお金を借りることです。銀行から信販、消費者金融までさまざまな機関が扱っており、審査の流れもカードローンと違うので、基本的な性質をたしかめていくとよいでしょう。

事業専用

ビジネスローンは事業専用であり、個人事業主や会社の経営者が申し込めます。カードローンは基本的な使い道が自由とされながら、事業目的での使用を認められていないため、事業目的ならビジネスローンを使うことになります。

ビジネスローンを展開する会社は?

銀行・信販・消費者金融など、さまざまな機関がビジネスローンを扱っており、それぞれ以下の人におすすめです。

銀行系は低金利や限度額の高さが特徴です。ビジネスでまとまった資金が必要で、利息で苦しみたくない人に向いています。

信販系において金利は銀行系より高いといえるものの、限度額が高くて審査結果が出るのも早い傾向があります。スピーディな行動を望むなら、審査の通りやすさでこちらを選んでもよいでしょう。

消費者金融系は限度額が低めで、金利も高めです。ただしWeb完結の申請で即日融資を受けられるので、素早く資金調達したい人にはおすすめです。銀行や信販より審査がシンプルなので、資金力のない個人事業主に向いているでしょう。

金融機関の性質によっておすすめの事業者も変わるのです。

銀行融資との違い

ビジネスローンは銀行より融資スピードが速いといえます。事業によっては素早い対応がカギになることも多いので、融資のタイミングが早いのは大変ありがたいポイントです。

ただし銀行ローンより金利が高めで、借り入れ限度額も抑えられているため、事業の状況から本当に使うべきか否か冷静な判断が必要となります。

審査

ビジネスローンの審査難易度は銀行よりも低いといえます。審査スピードの速さと相まって申し込みやすいでしょう。「銀行からローンを借りたいのに審査に通過できなかった」という人には、次の選択肢として考えられます。

使い道

ビジネスローンの利用者にはさまざまな使い道が考えられます。新規事業立ち上げに加え新しい設備への投資、取引先への必要な支払いなどが主な例となります。申請時はお金の使い道をなるべくはっきりさせた方が、審査する側にも好印象を与えやすいでしょう。

どういった人が利用するとよいか

ビジネスローンにふさわしいのは、資金に対する責任感がある人です。期限までに借金を返せないような金融事故があったり、税金を滞納したりしていると審査に通りづらくなってしまいます。

そのうえで数十~数百万円程度の資金を要し、無担保・無保証を希望する人にはおすすめです。銀行での審査に通りづらかったりそこまで必要がなければ、ビジネスローンを考えてもよいかもしれません。

ビジネスローンのメリット

ビジネスローンには総量規制の対象外であることや、融資スピードの速さなどのメリットがあります。この章では3つをまとめました。

総量規制の対象にならない

ビジネスローンは総量規制の対象外です。「総量規制」とは、基本的には借金の総額が年収の3分の1を超えてはいけないというルールです。しかし、この規制はビジネスローンには適用されないため、多額の資金が必要になっても申し込むことができるのです。

早く借りることができる

早く借りられるのもビジネスローンの特徴です。「楽天スーパービジネスローン」や「アイフルビジネスファイナンス」のように、即日融資が可能なケースもあります。銀行ローンの利用時より素早く行動できる点が強みです。

無担保無保証人

無担保無保証人もビジネスローンのよいところです。一般的に経営者が銀行から融資を受けるときは担保や保証人が必要ですが、ビジネスローンは多くの場合どちらも必要ありません。

ただし代表者の個人保証を必要とする金融機関も存在します。法人としてお金を借りるときに、返済拒否への対策として金融機関が代表者の保証を義務づけるのが目的です。このような制約はあるものの、基本的に代表者以外の保証や担保は必要ありません。

ビジネスローンのデメリット

ビジネスローンにはデメリットにも注意が必要です。融資可能額の低さや金利の高さなど、以下に3つをあげて行きます。

融資可能額が低い

ビジネスローンは融資額の低さがネックになります。銀行より条件が恵まれているぶん、借りられる金額は数十万円~数百万円と低く設定されています。銀行の中小企業者向け融資でも限度額は数千万円が多く、1億円まで借りられるプランもあります。

以上からビジネスローンは、本当に少額だけ必要な事業者が使うものと考えたほうがよいでしょう。

金利が高い

金利の高さもビジネスローンの難点です。最高金利をみると、10%~18%と2ケタになっているところが多く見受けられます。

銀行では2%のような低い割合で借りられるほか、日本政策金融公庫では0.3%~2%と低い水準です。ビジネスローンでは高い利息を払うための、スケジュールや計画性がカギになるでしょう。

履歴が残るので銀行融資審査に影響も

ビジネスローンの利用履歴が残るため、そのあとに銀行ローンに申し込んだときは審査に影響が出やすくなります。ビジネスローンで借りたお金を期限までに毎回返せれば問題はありませんが、期限に遅れたときは履歴に残ってしまいます。

銀行はローンの審査時に返済能力を厳しくみるので、いかなる融資でも金融事故があると悪印象です。普段からお金に対する強い責任感が重要になるでしょう。

ビジネスローンおすすめの会社11選

ビジネスローンの利用におすすめの会社を11にわたり紹介します。各項目を比べてから、気になった業者の詳細をみていくとよいでしょう。

  PayPay 関西みらい銀行 静岡銀行 東京スター銀行
金利(実質年率) 2.8%~13.8% 4%~13.5% 4%~14.9% 4.5%~14.5%
利用限度額 500万円 300万円 500万円 500万円
融資スピード 最短即日 翌営業日以降 翌営業日以降 1週間~2週間程度
担保・保証人 不要 不要 不要 不要
Web完結 × ×
申し込み条件 ・代表者年齢が満20歳~69歳
・法人は業歴2年または決済2期終了
・代表者年齢が満20歳~76歳未満で、継続安定収入あり
・保証会社の保証を受けられる
・取扱店の営業区域内で居住または活動
・代表者年齢が満20歳~完済時76歳未満
・静岡銀行に普通または当座預金があり、同営業区域内で事業中
代表者年齢が申込時満20歳かつ契約時満69歳以下
・アイフルまたはオリックス・クレジットの保証を受けられる
 
  三井住友銀行 セゾンファンデックス オリコ オリックス
金利(実質年率) 2.125%~ 2.6%~9.9% 6%~15%(新規申し込みは最低8%) 6.5%~14.5%
利用限度額 1億円 100万円~3億円未満 証書貸付:100万円~1000万円
クレジットライン設定:50万円~500万円
500万円
融資スピード 2週間~6週間 1週間以降 約1週間~2週間
担保・保証人 代表取締役全員の連帯保証あり 担保:代表者かその親族の不動産
保証人:法人は代表者、親族の担保提供者が対象の場合も
代表者の連帯保証が必要になる場合あり 不要
Web完結 ×
申し込み条件 ・業歴2年以上
・取扱窓口で取引できる地域に所在
20歳~69歳かつ完済時85歳未満 ・業歴1年以上の法人および個人事業主
・オリコ加盟店およびオリコクレジットを利用
・申込時満20歳以上かつ契約時満69歳以下
・アイフルまたはオリックス・クレジットの保証を受けられる
 
  プロミス アイフル Business Partner
金利(実質年率) 6.3%~17.8% 限度額100万円以上:3.1%~15%
限度額100万円未満:13%~18%
9.98%~18%
利用限度額 300万円 1000万円 50万円~500万円
融資スピード 最短即日 最短即日 最短5日
担保・保証人 不要 法人は原則代表者が保証 法人は原則代表者が保証
Web完結 ×
申し込み条件 20歳~65歳の自営業者 20歳~69歳の法人代表または個人事業主 満20歳~69歳

銀行系

銀行系がビジネスローンを展開するケースがあります。担保や保証人が不要のところや、金利の低いところが多いのが特徴です。

PayPay

 
金利(実質年率) 2.8%~13.8%
利用限度額 500万円
融資スピード 最短即日
担保・保証人 不要
Web完結
申し込み条件 ・代表者年齢が満20歳~69歳
・法人は業歴2年または決済2期終了

PayPay銀行は、インターネット完結で申し込めるビジネスローンを扱っています。月々1万円~10万円での返済ができ、口座からの自動引き落としも可能です。即日融資もできるので、事業を急いでいる人にも使いやすいでしょう。

関西みらい銀行

 
金利(実質年率) 4%~13.5%
利用限度額 300万円
融資スピード 翌営業日以降
担保・保証人 不要
Web完結 ×
申し込み条件 ・代表者年齢が満20歳~76歳未満で、継続安定収入あり
・保証会社の保証を受けられる
・取扱店の営業区域内で居住または活動

関西みらい銀行では、事業者向けのフリーローンを扱っています。無担保で申し込めるほか融資のスタートも最短翌営業日なので、支払いの必要が差し迫っている人も対応しやすいでしょう。

静岡銀行

 
金利(実質年率) 4%~14.9%
利用限度額 500万円
融資スピード 翌営業日以降
担保・保証人 不要
Web完結 ×
申し込み条件 ・代表者年齢が満20歳~完済時76歳未満
・静岡銀行に普通または当座預金があり、同営業区域内で事業中

静岡銀行では「ビジネスクイックローン」の名前で扱っています。審査が即日に終わり通過なら翌営業日には借りられる可能性があるなど、スピーディな対応が魅力です。融資額は最大500万円なので、小規模事業者に向いているといえます。

東京スター銀行

 
金利(実質年率) 4.5%~14.5%
利用限度額 50万円~500万円
融資スピード 1週間~2週間程度
担保・保証人 不要
Web完結
申し込み条件 ・代表者年齢が申込時満20歳かつ契約時満69歳以下
・アイフルまたはオリックス・クレジットの保証を受けられる

東京スター銀行の「スタービジネスカードローン」は、小規模事業者の味方です。最低50万円からの融資が可能なので、ちょっとしたお金が足りないときにも役立ちます。来店不要で申し込めるのもメリットとなります。

三井住友銀行

 
金利(実質年率) 2.125%~
利用限度額 10万円~1億円
融資スピード 2週間~6週間
担保・保証人 代表取締役全員の連帯保証あり
Web完結 ×
申し込み条件 ・業歴2年以上
・取扱窓口で取引できる地域に所在

三井住友銀行のビジネスローンは、最大融資額が1億円というサービス内容に注目です。規模の大きなビジネスを担っている人でも使えるため、銀行の審査に落ちた場合は次の選択肢として有力です。

信販系

信販系は銀行系より金利が高いといえるものの、審査に通りやすいのが魅力です。代表例3つを以下にみていきましょう。

セゾンファンデックス

 
金利(実質年率) 2.6%~9.9%
利用限度額 100万円~3億円未満
融資スピード 1週間以降
担保・保証人 担保:代表者かその親族の不動産
保証人:法人は代表者、親族の担保提供者が対象の場合も
Web完結
申し込み条件 20歳~69歳かつ完済時85歳未満

セゾンファンデックスは上限金利の低さが特徴です。返済期間も最長25年なので、計画次第では経営が苦しいときでも返済期限を守り続けられるでしょう。インターネットで申し込みが完結するので、忙しいときでも手続きを進めやすいのも特徴です。

経営者のさまざまな事情に配慮したサービス内容が、セゾンの強みといえます。

オリコ

 
金利(実質年率) 6%~15%(新規申し込みは最低8%)
利用限度額 証書貸付:100万円~1000万円
クレジットライン設定:50万円~500万円
融資スピード
担保・保証人 代表者の連帯保証が必要になる場合あり
Web完結
申し込み条件 ・業歴1年以上の法人および個人事業主
・オリコ加盟店およびオリコクレジットを利用

オリコのビジネスサポートプランでは、業歴1年以上なら支援内容を選べます。証書型とクレジットライン型にわかれていて、それぞれ利用限度額やサービス内容が異なる仕組みです。担保や保証人、契約時の来店などが不要なのも便利なポイントです。

オリックス

 
金利(実質年率) 6.5%~14.5%
利用限度額 500万円
融資スピード 約1週間~2週間
担保・保証人 不要
Web完結
申し込み条件 ・申込時満20歳以上かつ契約時満69歳以下
・アイフルまたはオリックス・クレジットの保証を受けられる

オリックス・クレジットの「VIPローンカード BUSINESS」では、借入から返済まで自由に計画を組みやすいのが特徴です。Webで申し込めばその日に契約できる可能性があり、返済もコンビニのATMで可能です。

事業以外で急なお金が必要になったときも利用できるので、さまざまな場面で経営者の味方になるでしょう。

消費者金融系

消費者金融系にもビジネスローンを扱うケースがあり、ここでは2つの代表例を解説します。

プロミス

 
金利(実質年率) 6.3%~17.8%
利用限度額 300万円
融資スピード 最短即日
担保・保証人 不要
Web完結 ×
申し込み条件 20歳~65歳の自営業者

消費者金融の大手であるプロミスでは、自営業者限定のビジネスローンを展開しています。カードローン同様に審査スピードが速いのが魅力です。条件もアバウトなので申し込みやすいでしょう。

アイフル

 
金利(実質年率) 限度額100万円以上:3.1%~15%
限度額100万円未満:13%~18%
利用限度額 1000万円
融資スピード 最短即日
担保・保証人 法人は原則代表者が保証
Web完結
申し込み条件 ・20歳~69歳の個人事業主
・20歳~75歳の法人

アイフルでは個人事業主と法人ともに申し込めます。担保や保証人は原則不要なので、シンプルな条件で借りられるのがメリットです。Webで申し込めるなどスピード感のある対応にも定評があります。

そのほか

ビジネスローンには、銀行や信販・消費者金融のどれにもあてはまらない業者が扱う例も存在します。代表例としてBusiness Partnerを見ていきましょう。

Business Partner

 
金利(実質年率) 9.98%~18%
利用限度額 50万円~500万円
融資スピード 最短5日
担保・保証人 法人は原則代表者が保証
Web完結
申し込み条件 満20歳~69歳

無担保無保証を原則としており、10万円から追加融資ができるなど柔軟な対応を受けられるビジネスローンに特化した金融機関です。郵送だけで申し込めるなど、時間的な拘束も受けにくいのも特徴です。

ビジネスローンの融資申し込みの流れ

ビジネスローンに申し込む流れは、店頭とWebで異なります。店頭での申請が必要なら該当店舗に向かうものだが、Webを使えるなら専用フォームから必要事項を埋めていくだけでよいでしょう。

申請後は仮審査になり、通過できれば必要書類を提出します。Webの場合は書類を写真でアップロードすることになるでしょう。ここまで終われば本審査になり、通過できれば契約を結び融資がはじまる仕組みです。

お金を貸してくれる事業者の、借入限度額や金利などのプロフィールも要チェックであるが、加えて信用保証協会による保証を求められるケースには注意が必要です。

低金利や限度額の大きいプランは、信用保証協会のバックアップを条件としがちです。これがないとお金を借りられないため注意が必要しましょう。

ビジネスローンの金利・返済方法・シミュレーションなど

ビジネスローンの金利は、銀行・信販・消費者金融といったタイプによっても大きく変わります。なるべく金利が低くてサービス内容に優れたところを選ぶとよいでしょう。

返済方法については近年において、PayPayのようにネット完結でできたりATMでの対応になったりするケースが増えました。しかし事業者によって返済方法が異なるので、詳しくは公式サイトや事業者への問い合わせでたしかめましょう。

ビジネスローンではまとまった金額の融資が予想されるため、シミュレーションが重要です。金融機関によってはシミュレーションシステムを導入しており、希望額や金利などを入れれば、完済時期や利息込みの総返済額が分かります。無理な返済計画を作るために使っていくとよいでしょう。

まとめ

ビジネスローンは個人事業主や法人の代表者などが、仕事に必要なお金を借りるものです。銀行や消費者金融などさまざまなタイプの業者が扱っており、審査に通過する可能性やサービス内容などから、最適な1社を考えるとよいでしょう。