デイトレードは、FX取引で最も知られている取引方法の一つです。「デイトレードって難しそう」「1日中取引するの?」と考える人もいますが、初心者にもおすすめの取引方法です。
この記事では、デイトレードをするうえでのおすすめテクニックや注意点、おすすめのFX会社も紹介します。
FXデイトレードって何?
まずはデイトレードの基本について、詳しく解説します。
FXデイトレードの特徴
デイトレードは、その日のうちに注文から決済までをすべて終わらせてしまうというトレードスタイルです。1日ごとに得られる利益を確実に押さえる方法で、多くのFXトレーダーが活用しています。1時間~数時間の短期で、30~100pipsぐらい(1万通貨で3000円~1万円程度)の利益が目安です。
1日数回取引を行うため、スプレッドの狭さが重要になります。またFX相場は毎日状況が変化しています。したがって、1日の取引で一旦ポジションをクローズしておくことで、前日までの取引を引きずることがありません。
FX相場は、オセアニア市場からスタートし、東京市場、ロンドン市場と続きNY市場で1日が終わります。デイトレードといっても24時間ポジションを保有するという意味では無く、NY市場が終わる前に決済を行うという考え方が一般的です。
スキャルピングやスイングトレードとの違い
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | 長期トレード | |
---|---|---|---|---|
取引の頻度 | 数秒から数分 | 1日のうち数時間 | 数日から一週間 | 数週間から数年 |
利益/リスクの大きさ | 最小 | 小 | 中 | 大 |
利益の種類 | 為替差益 | 為替差益 | 為替差益 スワップポイント |
為替差益 スワップポイント |
デイトレードは、およそ数分から半日ポジションを保有します。1日に数回の取引があり、通貨ペアのトレンドを意識した取引方法です。
スキャルピングは、デイトレードと同じ短期取引に分類されますが、1日に数十回とトレードを重ね、利益を得る取引方法です。スキャルピングと比較するとデイトレードの取引回数は少ないため、エントリーポイントにはより注意を払いましょう。
スイングトレードは、デイトレードと異なり、ポジションの保有期間が数日から数週間になります。テクニカル指標やチャートを重視した取引です。
FXデイトレードにおすすめのFX口座を選ぶポイント
デイトレードを行う際には、口座選びも重要です。デイトレードに向いている口座を選ぶ際のポイントについて解説します。
スプレッドが狭い
スプレッドとは、通貨を買いたい人と、通貨を売りたい人の間で生じる価格差のことです。同じ通貨ペアなら、当然安い手数料での取引がよいでしょう。スプレッドはそのまま取引コストとなるので、スプレットが狭いFX口座を選ぶことが重要です。
約定率が高い
約定率とは、FXの取引を行う際に発注したものが成立してポジションを持てる率のことです。FXの取引では、混み合う時間帯もあります。そんなときに約定率の高いFX会社であれば安定して約定することができます。
FXデイトレード向きのおすすめのFX口座5選
ここからは、デイトレード向きのおすすめ口座を5つ紹介します。
FX会社 | スプレッド(銭) | 詳細 | |
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | ||
1位 1通貨から取引可能 |
0.2銭 ※1,000通貨まで、その他通貨ペアは10,000通貨までの場合 |
0.5銭 | |
2位 |
0.2銭 ※原則固定 (例外あり) |
0.4銭 ※原則固定 (例外あり) (※1) |
|
3位 |
0.2銭 | 0.4銭 | |
4位 |
0.2銭 ※原則固定 |
0.5銭 ※原則固定 |
2023年1月31日時点
引用元:松井証券のFX、 外為どっとコム、 LIGHT FX、 外貨ex byGMO
(※1)キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。
立教大学法学部卒業後、東証一部上場企業に入社。その後、保険業界に転身し、ファイナンシャルプランナー(FP)として活動を開始。FPの最上級資格CFP資格を取得し、個人・法人のお金に関する相談を受けながら、北海道のテレビ番組のコメンテーターなどとしても活動している。
■保有資格:CFP、住宅ローンアドバイザー、損保マスタ
Twitter:@NICE4611
HP:ファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司